goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■八十にして立つ(ステパノの説教4)/板倉邦雄

2019年03月12日 | Weblog
2019/2/5放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「八十にして立つ」ステパノの説教その4をお話ししましょう。

 「三十にして立ち、四十にして迷わず、五十にして天命を知る」と言ったのは中国の孔子です。しかしモーセは八十にして立ったのです。ステパノの説教の続きです。

 さて、エジプトから逃亡して四十年が経った時、シナイ山の荒野で羊飼いをしていたモーセに神の使いが現れました。モーセ八十歳です。しかも、神の使いは燃えている柴の火の中に現れました。燃えているのに燃え尽きない柴の火の炎をモーセは見たのです。モーセはその光景を見極めるために燃える柴の火の炎に近寄りました。その時です。神の声が聞こえてきました。
 「モーセ、モーセよ。わたしはあなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブの信じた神である。」 
 モーセは震えおののいて、燃える柴の火を見る勇気もなくなっていました。

 すると続けて主なる神はモーセに言われました。
 「あなたの足から靴を脱ぎなさい。あなたが立っているこの場所は聖なる地である。わたしはエジプトにいるわたしの民を救い出すために降ってきたのである。さあ今あなたをエジプトに遣わそう。」
 
 こうしてモーセ八十歳にして神の民の解放者・指導者として主なる神はお立てになりました。

 私たちはステパノの説教を通してモーセの八十年の生涯を見て参りました。前半の四十年はエジプト国の王子として自分の思い通りの人生でした。しかし、次の四十年は外国の地で逃亡生活でした。羊飼いとして牧草地を求めての忍耐と訓練の時でしたねえ。そして人生八十歳の時、四十年前の志がまさに自分の思いではなく主なる神の思いによって実現するのです。モーセは四十歳になった時、自分の兄弟たちのために尽くすことを思い出しましたねえ。

 聖書のことばです。
 「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。
  ピリピ人への手紙 2章13節 (新改訳2017)
 
  (PBA制作「世の光」2019.2.5放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする