♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■心にも耳にも割礼のない人(ステパノの説教6)/ 板倉邦雄

2019年03月26日 | Weblog
2019/2/19放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「心にも耳にも割礼のない人」という題でお話ししましょう。

 いよいよステパノの議会での説教も結論に入りました。結論のことばは強烈なことばでした。「ああ、強情で心にも耳に割礼のない人たちよ。あなたがたはいつも聖霊に逆らっている。」

 さて、割礼とは生後八日目に男子が肉体の一部に受ける傷です。これは神との関係に入り、穢れが除かれて罪なしとなり、神の家族の一員になる契約のしるしでした。しかし今、ステパノを捕えて裁判に集まっている議員たちは身体に割礼のしるしを受けていましたが、心は強情で頑固
でした。聞く耳を持っていなかったのです。ですから心にも耳にも割礼のない人たちでした。そしていつも主なる神の働きかけである聖霊に逆らい続けていたのです。それはこの議場にいる人々の先祖たちも同じでした。その首筋は鉄のように硬く、首を縦に振ることはありませんでした。いつも首を横に振り続けたのです。イスラエルの歴史に登場した預言者たちの内、迫害されたり苦しめられなかった預言者は一人もいませんでした。正しい方である救世主メシアが来ること予告をした人たちを殺害したのです。そしてついに救世主なるイエス・キリストが来られたのに、そのお方を裏切り十字架の上で殺害する者となってしまいました。「殺してはならない」(出エジプト記 20章13節) という神からの律法を与えられ受けながら、その律法を破るものとなってしまったのです。

 ステパノの長い説教はここで終わりです。ステパノの説教は三人の人物を中心に語りました。神のためにイスラエルの父祖となったアブラハムのこと、すなわち信仰の父となった人のことです。二人めはイスラエルの十二部族の父となったヤコブのことです。そして三番目は神の預言者であり解放者であるモーセその人でした。

 ところで、信仰による者こそアブラハムの子である、と伝道者パウロは私たちに語ります。ですから私たちもイエス・キリストを信じる信仰によってアブラハムの子孫です。そして私たちに神のことばを与えてくださっているのです。

  (PBA制作「世の光」2019.2.19放送でのお話より )

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