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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ 十二年の苦しみ /関根弘興

2019年03月08日 | Weblog
2019/2/1放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストがカペナウムという町を訪れた時でした。イエス様の元には大勢の人々が集まってきました。その時、12年もの間、婦人特有の長血を患っていた女性がイエス様のもとにこっそりと近寄ってきました。彼女は12年もの間、病に苦しんできました。そして多くの医者からひどい目に遭わされて自分の持ち物すべてを巻き上げられ健康ばかりかは財産も失ってしまっていたんです。また当時のユダヤの社会では律法の規定によって出血のある女性は宗教的に汚れた者とみなされていました。また、いのちは血の中にあると考えられていたのでも血が止まらないこの病気はいのちがどんどん尽きていくという忌み嫌われていたものでもありました。彼女は病のゆえに人を避けながら生きていくことしかできませんでした。

 しかしそんな彼女はイエス・キリストの噂を耳にして、勇気をふりしぼって群衆に紛れ込み、イエス様の着物にそっと触れたんです。すると何とたちどころに出血が止み、痛みが消え、癒されていったんです。するとイエス様は「わたしに触ったのは誰ですか」と言われたんです(参照 マルコ5章30節、ルカ8章45節)。イエス様は群衆に揉み苦茶にされているような状態でしたからイエス様に触った人は大勢いました。しかし敢えて「わたしに触ったのは誰か」と言われたのです。するとこの女性が震えながらイエス様の前に進み出て大勢の前で自分のしたことと自分の身に起こったことを告白したんです。何と勇気のいることでしょう。イエス様は「娘よ。あなたの信仰があなたを治したのです。安心して行きなさい。」(参照 マルコ5章34節、ルカの福音書8章48節)と宣言なさいました。この「治した」ということばは「救い」ということばと同じことばです。つまり、「あなたのわたしへの信頼があなたの人生を救ったんですよ。安心して帰りなさい。」とイエス様はおっしゃったんですね。

 イエス様を単純に信じ、信頼し、救いを求めていったこの女性に、イエス様は「安心して帰りなさい。」と言われました。イエス様はこの人の肉体の癒しだけではなく安心して生きることができる救いをお与えになったんです。

 そして今日もイエス様は、イエス様を心から求める一人ひとりにその救いを与えることができるお方なんですね。

     (PBA制作「世の光」2019.2.1放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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