goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主が治められます /福井 誠

2019年03月06日 | Weblog
2019/1/30放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり。聖書通読は進んでおられるでしょうか? 一日一章を読み進むごとに不思議にも自然と育っていくものがあるものですねえ。では今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は士師記 8章 23節から「主が治められます」と題してメッセージをお伝えいたします。

  しかしギデオンは彼らに言った。「私はあなたがたを治めません。また、私の息子も治めません。【主】があなたがたを治められます。」

かつて酒ぶねの中で小麦を打っていた臆病者のギデオンは、今やそんな過去を微塵にも感じさせない勇士になっていました。またギデオンは実に柔軟な人間関係をとる大きな器に成長していました。8章はその姿が描かれています。

 たとえば前半で、ある戦争に参加することを外されたことを恨んで抗議をしてきたエフライム人に対し、その自尊心を傷つけないように、彼らの貢献に比べると自分の貢献など取るに足りない、と答え、怒りと不満を巧みにかわしています。もしギデオンがエフライム人の自尊心や嫉妬心に全く無頓着であったなら起こす必要のない衝突が生じていたことでしょう。しかしギデオンは自分の手柄に勝る相手の手柄を誉めて、エフライム人の怒りを和らげたのです。箴言には、「柔らかな答えは憤りを鎮める」(箴言15章1 節)とありますが、まさにその極意を体得した大きな器になったギデオンを見るところですねえ。

 そして更に、ギデオンはイスラエル人に世襲制による支配を求められていますが、彼は「私はあなたがたを治めません。また、私の息子も治めません。【主】があなたがたを治められます。」と答えました。彼は明確に主の統治にイスラエル人が目を向けるべきことを語っています。

 どうしても私たちは神ではなく人間を担ぎ上げやすいものです。しかしギデオンに知恵に執着する弱さは見られず、神が最高司令官であることへの確信に狂いはなかったのです。もちろんギデオンは完璧ではなく弱さもあったのですが、臆病者ギデオンが神と共に生きて大きく成長した姿に教えられますね。聖書の神を信じ、聖書の神と共に生きる道こそ人間的に成熟し大きな器となる道です。

 では良き一週を祈ります。
 
 (PBA制作「世の光」2019.1.30放送でのお話より )

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする