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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■祝福を受け継ぐ者~父ヤコブの祝福の手~ /岩井基雄

2019年02月18日 | Weblog
2016/1/14放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 第二週の月曜日は旧約聖書に登場するヨセフの人生について学んでいます。人生の最後に自分の子どもたちに何を語り祈るかということを考えたことがあるでしょうか。人生を終える備え。最も伝えたいこと、残したい宝、それが何かを問われることがありますねえ。

 かつてヤコブの父イサクは息子ヤコブを全能の神の名で祝福しました。それはヤコブが母リベカと一緒に父をだまし、兄の祝福を奪ったからでもありました。しかし「兄は弟に仕える」と神が母リベカに約束していた通りに、ヤコブは祖父アブラハムに神が注がれた祝福を受け継ぐ者とされたのです。それは「押しのける者」という意味を持つヤコブが、「神ご自身が戦われる」という意味のイスラエルという名を与えられる祝福、すなわち砕かれ、謙遜にされ、神様に信頼する勝利を教えられる祝福でもありました。神様は私たち固有の問題を取り扱い、砕き、憐れみの器そして恵みと祝福の器としてくださるのです。神はこの約束の通り、ヤコブに多くの子孫を与え、約束の地を永久の所有として与え、彼の歩みを祝福しました。自分の死を直前にしてヤコブは、ヨセフの子マナセとエフライムを自分の子とし祝福します。この時ヤコブは敢えて手を交差し、次男エフライムに祝福の中心を与えます。それを間違えたと指摘したヨセフに父ヤコブはこう語ります。
 「分かっている。わが子よ。私には分かっている。彼もまた、一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし、弟は彼よりも大きくなり、その子孫は国々に満ちるほどになるであろう。」 旧約聖書 創世記48章19節

 その後ヤコブの祈りの通りに、弟エフライムは約束の地の北部の頭となります。神様の祝福は人の思いを超えて他の人々にも届けられていきます。私たちも神様の祝福を受け継ぎ、それを次の代に渡していくのです。

 聖書のことば
 「悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。
      新約聖書 ペテロ第一の手紙3章9節

 神様の祝福を受け取り、またその祝福を他のどんな人にも届ける者とさせていただきたいと願います。

  (PBA制作「世の光」 2019.1.14放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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