♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主は手に渡された /福井 誠

2019年02月13日 | Weblog
2019/1/9放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり。聖書通読は進んでおられますでしょうか? 一日一章を読み進むごとに不思議にも自然と育っていくものがあるものですね。では今日も聖書を開いてまいりましょう。今日はヨシュア記11章8節から「主は手に渡された」と題してメッセージをお伝えいたしましょう。

 「 主は彼らをイスラエルの手に渡された。イスラエルは彼らを討ち、大シドンおよびミスレフォト・マイムまで、東の方ではミツパの谷まで彼らを追い、一人も残さず討った。

 神はイスラエルにカナンの地を与えると約束されましたが、それはやすやすと手に入るものではありませんでした。彼らはエリコ、アイといった町々を戦い取り、さらにカナンの地を南の端から北の端へと占領していかなくてはなりませんでした。というのも、彼らがもともと自分たちの故郷であったこの地に戻ってきたのは430年後のこと。もはやそこには様々な民族が移り住んでいました。彼らは土地を明け渡してもらわなければならなかったのです。しかし、イスラエルを受け入れ、和を講じ、共存共栄を図ろうとする者たちは無く、こうして戦争が始まるのです。人間の強情さが争いの元であると思わされるところですねえ。ただ、このエピソードで注意すべきは、この戦いはイスラエルにとって勝ち目のない戦いであったことです。彼らは戦術も実に奇抜です。エリコの城壁を倒す時には7日間7度城壁の周りを歩き回って、トキの声を上げるという理解に苦しむ戦術を用いていますね。注目したいのは、聖書のことば「主は彼らをイスラエルの手に渡された」です。本来、強情に土地に居座り続ける住人たちを動かしたのは神ですし、その勝ち目のない戦争に勝ち目を与えてくださったのも神であるということです。彼らは自分たちの力で約束の血を占領したのではありません。イスラエルの民がかつて神の力強い御手によってエジプトの奴隷状態から解放されたように、今度は神の力強い御手によってカナンの地に住まわせていただけるようになったという訳です。

 すべて神の御手によって私たちの人生は組み立てられているのですから、私たちは神を畏れなくてはなりません。しかも神は愛ですから、恐れると同時に信頼することでしょう。神は人生を良きに導かれるお方です。

 では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2019.1.9放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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