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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし91 -姦淫してはならない /大嶋重徳

2019年02月14日 | Weblog
2019/1/10放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは、人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。十戒第七戒には、「姦淫してならない。」(出エジプト記20章14節、申命記5章18節)とあります。
この十戒第七戒に生きていくために必要なことは、独身時代に結婚の備えとして、真剣に人を愛すること、人格的に愛するということを学ぶことです。自分の好きという感情だけを大切にする人は、ある日突然大嫌いになってしまうことがあります。「好き」から「愛する」へと変えられていくことが大切なのです。

 ある人がこんな例えをしました。「好き」とはお気に入りの花をお気に入りの花瓶に飾ってお気に入りの場所で綺麗だなあと眺めるのが「好き」ということで、「愛する」とは土を耕して種を植えて、芽を出したら草取りもして、暑い日にも水をやって、それでもこちらを向いて花が咲かなくても喜ぶこと。その花が自分の部屋ではなく誰か病気の人に届けられ誰かを励ましていることを心から喜ぶことが「愛する」ことだと。

 非常に分りやすい例えだと思います。聖書には愛することがいかなることなのかということが記されています。若い間に聖書を読み、愛することを学んでいく必要があります。教会では聖書から恋愛・結婚・性のテーマを学ぶ機会があります。是非どなたでも教会に来ていただきたいと思います。

 更に第七戒の問題を考えるときに、決して忘れてはならないのは、どんな罪を犯したとしても神様の前で悔い改め、新しく生き直すことができるということです。性的な罪を犯した時こそ、私たちは自分に失望し、黙って教会から神様から去っていくことにもなりやすいものです。しかしこの第七戒の罪もまた、十字架のそばで聞かれなければなりません。もし私たちが過去の犯した過ちを自分を赦すことができなくても、十字架の愛は私たちの罪を赦すと言ってくださるのです。キリストの十字架を小さく見てはいけません。むしろ第七戒においてこそ、キリストの十字架は大きく大きく私たちに迫って来るのです。

 そして第七戒が私たちを養ってくれることは、何度も悔い改めることの実践です。聖書の中で姦淫の現場で捕えられた女性が出てきます。しかしイエス様は彼女の罪を赦し、そして「もう罪を犯してはならない」と送り出されました。大切な事は開きなおることなく、赦され続ける訓練へと生きることです。悔い改め続ける訓練に生きるのです。

 第七戒が私たちにもたらしてくれるのは、赦され易く悔い改め易い自由への生き方なのです。

    ( PBA制作「世の光」2019.1.10放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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