2018/3/14放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「キリストの貧しさによって」です。コリント人への手紙第二 8章9節から読んでみましょう。
「あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。」(新改訳2017)
今日の箇所は、実は前後関係の流れからすると教会で捧げられる献金のことについて語っているものの一部ですね。パウロはエルサレムから遠く離れて伝道旅行をしていましたが、いつもその心にはエルサレムにある貧しいユダヤ人クリスチャンのことがありました。
当時ユダヤ人がクリスチャンになるということは非常に難しいことでした。キリスト教信仰を持つことで、彼らは家から追い出されてしまう。更には仕事を奪われてしまう。死活問題であったのですねえ。初代教会はそういう人たちの面倒を見なくてはなりませんから、経済的に大きな必要があった訳です。そこでパウロはユダヤ人ではない外国人の教会に献金を募り、それをエルサレムに運ぶ役割を担っていました。
しかしこのコリントの教会は先週も少しお話したことですが、いろいろな意味で教会の活動が混乱し、このユダヤ人に対する献金も全く滞っている状態であったのです。そこで秩序を取り戻した教会にパウロはコリントの教会がユダヤ人教会を支援する約束を実行するようにと勧めていますね。
そしてその動機づけとして、イエス・キリストが神であるあり方を捨てて人間と同じようになって、いや極度の貧しさ中にお生まれになって十字架の死の苦しみにまでお従いになって、私たちの救いを達成してくださったことを思い起こさせています。つまりキリストの貧しさによって今のコリントの教会の人々の心の豊かさ、生活の祝福もあるのだから、その恵みを喜んで分ちあおうではないかということです。
そういう意味で献金は犠牲を強いられることではなくて、恵みを感じている者がその恵みを分ち合う行為です。実に献金を含めてすべての良い行いは、神の恵みを感じるところから出て来るのですから、聖書に神の恵みを深く読み味わいたいものですね。
(PBA制作「世の光」2018.3.14放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「キリストの貧しさによって」です。コリント人への手紙第二 8章9節から読んでみましょう。
「あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。」(新改訳2017)
今日の箇所は、実は前後関係の流れからすると教会で捧げられる献金のことについて語っているものの一部ですね。パウロはエルサレムから遠く離れて伝道旅行をしていましたが、いつもその心にはエルサレムにある貧しいユダヤ人クリスチャンのことがありました。
当時ユダヤ人がクリスチャンになるということは非常に難しいことでした。キリスト教信仰を持つことで、彼らは家から追い出されてしまう。更には仕事を奪われてしまう。死活問題であったのですねえ。初代教会はそういう人たちの面倒を見なくてはなりませんから、経済的に大きな必要があった訳です。そこでパウロはユダヤ人ではない外国人の教会に献金を募り、それをエルサレムに運ぶ役割を担っていました。
しかしこのコリントの教会は先週も少しお話したことですが、いろいろな意味で教会の活動が混乱し、このユダヤ人に対する献金も全く滞っている状態であったのです。そこで秩序を取り戻した教会にパウロはコリントの教会がユダヤ人教会を支援する約束を実行するようにと勧めていますね。
そしてその動機づけとして、イエス・キリストが神であるあり方を捨てて人間と同じようになって、いや極度の貧しさ中にお生まれになって十字架の死の苦しみにまでお従いになって、私たちの救いを達成してくださったことを思い起こさせています。つまりキリストの貧しさによって今のコリントの教会の人々の心の豊かさ、生活の祝福もあるのだから、その恵みを喜んで分ちあおうではないかということです。
そういう意味で献金は犠牲を強いられることではなくて、恵みを感じている者がその恵みを分ち合う行為です。実に献金を含めてすべての良い行いは、神の恵みを感じるところから出て来るのですから、聖書に神の恵みを深く読み味わいたいものですね。
(PBA制作「世の光」2018.3.14放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。