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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしは静まって / 福井 誠

2015年04月30日 | Weblog
2015/4/30放送

 世の光の時間です。お過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは、「わたしは静まって」です。イザヤ書18章4節から読んでみましょう。

  「わたしは静まって、わたしの所からながめよう。

 18章はイスラエルの周辺の国エチオピアに対する神のことばです。この章を理解するには少し背景を理解しておく必要がありますね。

 18章でクシュと呼ばれている国はエチオピアのことです。この国は紀元前715年、エジプトを征服しました。そしてすぐに勢いに乗って世界の覇者になろうとし、当時の強国アッシリヤに対抗した同盟を作ろうと周辺諸国に呼びかけたのです。その使者はエルサレムにもやってきました。彼らの姿はまさに同盟国にふさわしいように思われるものでした。

 しかしイザヤは、そんなに見かけに惑わされてはいけない、人間の世にありうる一時的な動きに過ぎない、と警告を発します。アッシリヤをさばくのは神ご自身なのだからアッシリヤでの侵略を防ぐためにエチオピアと同盟を結ぶ必要はない、という訳ですねえ。人間的にどんなに得策に見えても神が意図されないことは決して起こらない、と預言するのです。果たしてその結果はどうなったのでしょうか。アッシリヤがエルサレムを攻撃してきた時に、彼らはエルサレムを飲み尽くす勢いでした。しかし聖書は、エチオピアの助けを得るまでもなく神の不思議な介入によってアッシリヤがっ退散させられたことを記録しています。

 実に、人は目先の現象を見て最も良いと思われる動きに心を動かされやすいものです。しかし世の中の流れはあるきっかけでいとも簡単に変わりうるものですね。どんなにこれが主流の動きであると思うされることがあっても、静かに見ていればその流れは突如に変わって行きます。どんなに情勢が動いて行っていくように見えても神がお許しにならないのであれば、そのように動くことはありません。たとえそのように見えていく思われていくことがあっても土壇場で覆されてしまいます。大切なのは物事の背後におられる神を知ることです。物事の動きのすべてを支配しておられる目に見えない神を恐れて歩んでいきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2015.4.30放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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