♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしとともにパラダイスにいます ~あなたのための十字架~ / 岩井基雄

2015年04月03日 | Weblog
2015/4/3放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 イエス・キリストが十字架にかかられた時、両側の二人の犯罪人は最初、二人ともイエス・キリストをあざけり、ののしっていました。しかし途中で、その一人は心を変えます。聖書にはこう記されています。

 十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。 われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」 そして言った。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」
 新約聖書 ルカの福音書23章39節から42節

 この犯罪人は十字架の上で自分の罪を認め、キリストには罪がなく御国の位に着くお方であることを告白したのです。それは小さいけれど確かに信仰の告白でした。

 彼がなぜ心を変えることができたのでしょうか。彼は最も近い所で次のキリストの祈りを聞いたのです。
 
 「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」( ルカ 23章34節)

 それは自分を嘲る人々のために神に赦しを祈る祈りでした。彼はこのキリストの赦しの祈りが自分の罪のためにもなされたことを理解したのではないでしょうか。

 イエス・キリストは彼の告白に応じてこう語られました。
 「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」( ルカ 23章43節)

 この犯罪人の喜びはどれほどだったでしょう。彼は死罪に相当するような多くの罪を犯してきました。しかし、自分の罪を心から認め悔い改め、小さな信仰告白をした彼に、キリストはこう語られたのです。
 「あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」
」 

 パラダイスとは天国のことを示しています。どのような罪が私たちの中にあったとしても神の前にそれを心から認め、赦しを求めるとき、神はそれを赦し、私たちに永遠のいのちを与えてくださるのです。あなたも神の前に罪を認めて赦しを求め、そして天国へと導かれていきませんか?
 
(PBA制作「世の光」2015.4.3放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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