♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■燃えてしまわない柴 / 板倉邦雄

2014年11月12日 | Weblog
2014/11/12放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「燃えてしまわない柴」という題でお話ししましょう。

 アメリカのカリフォルニアには100メートルを超える赤い木、レッドトリーがあります。太さは20メートルにもなると言います。表の皮は30センチ。ですから山火事になっても燃えるのは表面の皮だけ。幹は残りますので、そこから再び枝出し成長すると言うのです。

 さてモーセは妻チッポラの父、舅、ミデヤンの祭司の羊の群れを飼っていました。羊の群れを導いてシナイ半島の外れにある神の山、別名シナイ山にやってきました。すると突然、柴の燃える炎の中に神様の使いが現れたのです。よーく見ると柴の木は燃えているのですが、燃え尽きてしまわないのです。いつまでも燃え続けているのです。一体どういうことだろう。なぜ柴の木は燃えてしまわないのだ?とモーセは不思議に思いながら側へ近寄りました。その時です。燃える柴の中から神様は呼びかけました。「モーセ。モーセ。」 「はい。ここにいます。」 神は言われました。「これ以上、近寄るな。靴を脱げ。お前の立っている所は聖なる地だ。私はお前の先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」 砂漠の奥地、シナイ山のふもと。羊たちを導いてゆく荒野。そこが神の聖地でした。モーセが妻と共に40年に渡り羊たちの群れを世話をし保護し導いた地、そこにこそ神は臨在し、神が導かれ、神が働いておられた聖なる地だったのです。

 モーセは今度は神の民たち、神の群れをこの聖なる地で40年に渡って導くことになるのです。ですからモーセは主なる神、アブラハム、イサクそしてヤコブの信じた神様が私の羊飼いであったことを確認する必要があったのではないでしょうか。燃えるような炎の試練を受けているが燃え尽きることのない命を持った神の羊たち、あのレッドトリーのような人々をエジプトから導くようにと言う呼び出しだったのです。

 キリストのことばです。
 「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。」 ヨハネの福音書15章16節

 (PBA制作「世の光」2014.11.12放送でのお話より )

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