♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■辛さを幸せにする神 / 羽鳥頼和

2014年11月01日 | Weblog
2014/11/01放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。旧約聖書の時代、ヒゼキヤ王が南王国ユダを治めていた時代のことです。アッシリア帝国の王がユダの国に攻め込んできました。そしてアッシリア軍はエルサレムを包囲したのです。そしてアッシリアの王は死者をエルサレムに送りました。ユダの国の高官たちは話を聞くために彼の所にやってきました。使者は、高圧的な態度で人々に聞こえるように言いました。「ヒゼキヤ王に伝えろ。お前は我々の神により頼むと言っているが、その神がユダを滅ぼそうとしているのだ。」 ユダの高官たちは慌てて、「どうか、あなたの国のことば、アラム語で話してください。私たちは分りますか」と言って何度か周りの人々に知られないようにしようとしました。所が使者は構わず大声で叫びました。「ヒゼキヤにごまかされるな。あれはお前たちを救い出すことはできない。ヒゼキヤは『神は必ず我々を救い出してくださる』と言っているが、そうはさせない。アッシリヤの王は『わたしに降参せよ』と言っている。」 もう絶体絶命と思われました。

 あなたがもしこんな状態に陥ってしまったらどうしますか? 苦しい状況の中にあって周りから「神などいない。いや、いたとしても神は何もしない。」と言われたらどうしましょう?

 事故によって身体が麻痺して動けない星野富弘さんは唯一動く口で絵を書き、そこに詩を書いています。星野さんはある詩で、不自由で苦しい自分の辛さについて語っています。

 幸せという花があるとすれば、その花のつぼみのようなものだろうか。
 「辛い」という字がある。もう少しで「幸せ」になれそうな字である。

 辛いという字に横棒を一本入れれば幸せという字になります。しかしその一本を人は足すことができません。しかし神にはできるのです。辛い現実は神によって幸せになるのです。

 さてヒゼキヤ王はどうなったでしょう。彼は辛い時にも信仰を失わず、神を信頼し続けました。そしてユダの国はこの後、神によって救われます。私たちもどんなに辛い時にも神様を信頼し続けて参りましょう。

 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2014.11.01放送でのお話より )
 
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