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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■代価を払って / 岩井基雄

2014年11月14日 | Weblog
2014/11/14放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日は「代価を払って」というテーマでお話をします。

 アブラハムが妻のサラをなくした時、信仰の父と呼ばれた彼にとってもそれは大きな痛みでした。しかもカナンの地を彼と子孫に与えるという神様の約束にもかかわらず、アブラハムはサラを葬むる土地さえもまだ所有していなかったのです。

 アブラハムは神から、「あなたの子孫は、自分たちのものでない国で寄留者となり、彼らは奴隷とされ、四百年の間、苦しめられよう。しかし、彼らの仕えるその国民を、わたしがさばき、その後、彼らは多くの財産を持って、そこから出て来るようになる。・・・そして、四代目の者たちが、ここに戻って来る。」(創世記15章13節、14節、16節)と語られていたので、それまでは土地の所有については心配しなかったのかもしませんね。

 しかし妻の埋葬のためにと、ふさわしい墓地を求めたのです。それは自分の子孫がこの地に戻ってきた時のためにも、と地所を求めたのかもしれません。

 ヘテ人エフロンはアブラハムに土地の提供を申し出ましたが、アブラハムはそれに甘えることをせず、通常よりも非常に高額の代金を支払って、その土地を手に入れました。神様の約束の成就を確信していたアブラハムは、自らも犠牲を払って、マクペラの墓を手に入れたのです。それは人々への証しとなり、サラだけではなくアブラハムやイサクや、またその後の子孫もその墓に葬られることとなりました。神様に信頼する者は社会的な責任をも誠実に果たします。アブラハムは喜んで必要以上の犠牲を払い、神の約束の成就への一歩を踏み出したのです。

 神様は私たちのために独り子イエス・キリストを惜しみなく与え、救いの道を開いてくださいました。私たちは犠牲を払ったり神様に心から捧げたりすることを惜しんではいないでしょうか。

 聖書のことば

 「その町の門にはいって来たすべてのヘテ人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。こうして後、アブラハムは自分の妻サラを、カナンの地にある、マムレすなわち今日のヘブロンに面するマクペラの畑地のほら穴に葬った。こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として彼の所有となった。」  創世記 23章18-20節

(PBA制作「世の光」2014.11.14放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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