今日のバイブル・メッセージは「いのちをもたらすもの」です。 それでは聖書の中のヨハネの福音書6章63節から読んでみましょう。
「いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。」
私がクリスチャンになったのは御利益がきっかけでした。 小学校5年生の頃に洗礼を受けてクリスチャンになったのですが、その当時は喘息が癒されるという御利益に惹かれて信仰を持ったのです。 イエス様の十字架の救いや聖霊によって新しく生まれることなど聞かされていてもあまりよく理解できていなかったと思います。
ですから中学・高校と、クリスチャンとは名ばかりの生活を送っていました。 聖書もあまりよく読まないし、祈りもしませんでしたが、人前でクリスチャンらしく振舞うということがクリスチャンなんだ、と思って生きていた時代がありました。
しかし体裁を繕って生きるなどなかなか大変なことですねえ。 クリスチャンとして生きることは堅苦しいし、しんどいものだなあと随分悩んだことがあります。 性格改造に一生懸命取り組めば取り組むほど失望感に満たされる、そんな時を過ごした記憶があります。
しかしそのような出来事を通して分かってきたのは、結局生まれながらの人間というのは神様が期待されるように生きることなどできない、ということでした。 どこかでそういう神様の目に適わぬ古い自分に死んで新しく生まれることが必要なんだ、ということです。
まさに今日の聖書のことばが言うように、肉は何の益ももたらさない。 つまり、生まれながらの体には私たちを変える力がない、ということです。
ですから、聖霊なる神の働きによって新しいいのちを与えていただく。 私たちの性格も心もまったく新しくしてくださる聖霊なる神の働きに与ることが信仰を持つ第一歩になるのです。
キリスト教信仰を持つということは、性格を改造することでも人前で立派に振舞える人間になることでもありません。 神様の力によってまったく新しい人とされることなのです。 あなたにもその祝福を知っていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2009.1.22放送でのお話しより)
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