♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心に迎えよう

2009年01月20日 | Weblog
 
  世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。 

 アメリカでは今年、新しい黒人のオバマ大統領が誕生しましたね。 しかしほんの数十年前には心痛める人種差別がたくさんありました。 

 以前、こんな話を聞いたことがあります。 一人の黒人がアメリカの北部に住んでいました。 彼は熱心に教会に通っていたクリスチャンでした。 そして事情があって南部に引っ越しをすることになったんです。 そして引っ越しをしてすぐに教会に行ったそうです。 しかし彼はそこで大きなショックを受けました。 彼が教会の玄関に入ると優しい口調で「ここは白人専用の教会ですから、別の教会に行ってください。」と言われたというんです。 彼は家に帰ってきて、神様に涙を流しながらこう祈りました。 「どうしてこんなことがあっていいのでしょうか。」 すると彼の心にこんなことばが迫ってきたというんですね。 「お前の涙は十分に理解した。 だがお前はまだ幸せではないか。 お前はあの教会の玄関にまで入れてもらえた。 しかしわたしは玄関にも入れてもらえないのだ。」 こういう主の声を聞いたって言うんですねえ。

 最初この話を聞いた時、なんて悲しいことだと思いました。 しかし、「わたしは玄関にも入れてもらえない」というこのことばを考えた時、待てよ、私たち一人ひとりの姿はどうだろうか、と考えたんです。 

 新約聖書のヨハネの黙示録3章20節にはこう記されています。
 「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。

 イエス・キリストは戸の外に立ってあなたの心の扉をノックしている、っていうんですね。 夜露に濡れようが、いつまでもあなたの心の扉をノックしているというんです。

 あなたはもし扉をノックする音が聞こえたらどうしますか? 「ハイ。 どうぞお入りください。」と扉を開けますか? それとも無視しますか? イエス・キリストはあなたが無視してもなお叩き続けてくださる方なんです。

 そしてイエス・キリストが扉を叩き続けてくださる目的は、あなたと一緒に食事をするということなんですねえ。

 この食事を共にするということは大切な象徴的な意味があるんです。 食事、それは楽しい一時ですね。 それは最も親密で自由な交流を表しているんです。 人は独りで生きていくことができません。 必ず誰かとのかかわりを持って生きていきます。 イエス様はあなたの心の扉を叩いています。 だからこそ、「お入りください。」とイエス・キリストを迎えることこそ私たちの取るべき態度なのです。 
 (PBA制作「世の光」2009.1.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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