世の光の時間です。 お元気ですか? 安海靖郎です。
今日は、お祈りについての第二回めのお話しです。 イエス・キリストが教えた祈りの模範、『主の祈り』の二番目のことばについて見てみましょう。
「天にいます私たちの父よ。
御名があがめられますように。」(マタイの福音書 6章9節)
というのです。「御名」とは名前のことで、神様の名前を意味します。
名前というのはその存在・実体を表すものですね。 例えば私の名前は安海靖郎(あつみ・やすお)です。 それは私という存在ありのままのすべてを指している訳です。 同じように御名とは神の名ですから、神の存在・実体を表し、存在する実在する神そのものということです。
ではどのような神・実在する神なのでしょうか。 例えば聖書のイザヤ書の40章の28節からの所にこのように説明されています。
「あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」(28~31節)
このような神様の名前いや神様御自身が知られ、あがめられますように、という祈りです。「あがめる」というのは神を神として敬い、尊ぶという意味です。
どうしてこのことばがお祈りの中での最初のお願いなのでしょうか。 それは聖書によりますと、この世界のあらゆる問題、例えば人間関係の歪み、争い、戦争、そして生きる意味や目的の喪失、罪は、創造者であるまことの神を知ろうともせず神としてあがめなくなってしまった所から起こってきていると言うのです。 つまり人間が神を無視し、まるで神を自分のように考え、自分のことしか考えなくなったことがすべての悪の根源だというのです。 ですからイエス・キリストを知り、神を神としてあがめる所にすべての問題の解決、真の愛と平和の始まりがある、という意味なのです。
( PBA制作「世の光」2009.1.14放送でのお話しより )
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