世の光の時間です。 お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。 今日も一日さわやかに歩んでいきたいですね。
えー、聖書の真ん中へんにイザヤという人が書いた書物があります。 イエス・キリストが生まれる約七百年も前の人物ですが、このイザヤはこう記しているんですねえ。
「今、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。 私たちはみな、あなたの手で造られたものです。」
イザヤ書 64章8節
ま、ここで言う陶器師とは天地を創造された神様のことなんですね。 そしてその方の手の中にある粘土があなただ、という訳です。
私は時々、お宝を鑑定するテレビの番組を見ます。 先日も見ていましたら、フリーマーケットで買った絵が紹介されていました。 フリーマーケットですからほんとに安く買ったんですねえ。 しかし何とスタジオにいた人がみんな驚いてしまう程の高価な値段がつけられていました。 その絵だけを見ていたら、どこにそんな価値があるんだろう、と思ってしまいます。 また番組では、いろいろな陶器も出てきますねえ。 高額なお金を出して買ったものが二束三文の価値しかなくてがっかりする時もあれば、その逆もあります。
でもどれも共通していることがあるんですね。 それは誰が書いたものか、誰によって作られたものなのか、そのことによって決定的にその物の価値が決められている、ということなんです。
そう考えると、あなたという存在はどんなに価値があると思いますか?
イザヤという人は、人々に伝えたんですねえ。 私もあなたも神様の作品なんですよ、天地を創造された神様が私たちを造りあげてくれたんです。 この方こそ陶器師で、あなたは粘土に過ぎないんですよ、と言ったんです。
でも粘土も素晴らしい陶工の手の中で練られ形造られていったとき、それは大きな大きな価値あるものとされていくんです。 あなたの心には、あなたを形造った神様の銘が刻まれているんですねえ。
他人を見て劣等感に陥ったり、逆に優越感に浸ったりすることはよくあるものです。 ちょうど風に揺れる葦のようにこちらになびき、そしてあちらになびく、といった具合です。 でも私は神様によって造られた、世界でたった一人の存在として生かされている、神様の作品としての意識を持って生きていきませんか? 陶器師の作品は一つひとつ皆違うんです。 だからあなたが、あなただからこそ素晴らしいんです。
「今、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。 私たちはみな、あなたの手で造られたものです。」
イザヤ書 64章8節
(PBA制作「世の光」2009.1.27放送でのお話しより)
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