世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
この前、友人たちと三十年ぶりの食事をしました。 まあ同窓会ってやつですね。 三十年も離れていたのに話が弾んでわずかな時間にみんな昔に戻りました。 一緒に食事ができるっていうこと、それ自体が幸せです。
ある日、イエス・キリストは、レビという取税人を新しく弟子に加えました。 レビは大喜びで自分の家にキリストを招き、友達も呼んで大盤振る舞いをしたんです。
ところがそれを見たある人たちは、キリストに向かって、大食漢で大酒飲みだ、取税人や罪人の仲間だ、そういって非難し、あざ笑ったのです。
当時、レビのような取税人というのは、ローマ帝国の税金取立ての請負人の手先で、同じ民族や仲間からローマに納める以上に金を絞り集め、自分の儲けとしていたんです。 それで彼らは詐欺師や殺人犯と変わらない連中と見られていました。
キリストはそんな取税人と一緒に食事をしたものですから、取税人や罪人の仲間だ、と言って非難したんです。
キリストは当時のそんな宗教事情をよく御存知です。 ではなぜ取税人たちと一緒に食事をしたんでしょうか。 キリストのことばを聞いてください。
「わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるために来たのです。」 新約聖書 ルカの福音書 5章32節
レビがキリストを食事に招いたはずです。 ところがキリストは今、「わたしが人々を食事に招くために来た」と言うんです。 そこには取税人や娼婦・罪人も含まれていたんです。 意外なことでしょうか。
キリストは、過ちを犯し重い荷物を背負ってとぼとぼと人生の坂道を歩いている一人の人間の悲しみや涙にまったく無関心であったり石を投げるようなことはしなかったのです。 キリストは過ちを犯した人たち、悲しみや涙をこらえている人たちを助けるために来ました。 ですからキリストは、たとい取税人であっても一緒に食事をしたのです。 ここには神の憐れみが溢れています。 この食卓にあなたも招かれているのです。
あなたも一度、お近くのキリスト教会を訪ねてみてください。
( PBA制作「世の光」2009.1.10放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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