世の光の時間です。 お元気ですか? 岩井基雄です。
私が小学生の時でした。 家族や友達と琵琶湖の近くで小さなキャンプをしたことがありました。 ハイキングの時にリーダーの方が地図を見間違えたために15人くらいのメンバーがみんな道に迷ってしまったのです。 やがて夜になり、あたりは真っ暗になり、私たちのグループは道なき道を進んで行かざるを得ませんでした。
その時私は足を踏み外し、小さな崖だったのですが、滑り落ちそうになったのです。 その時、がしっと私の手をつかんで引き上げてくれた人がいました。 真っ暗な中でのその力強い手のぬくもりを今でも忘れることができません。
さて、今日の詩篇は、63篇7節と8節です。 神様への祈りです。
「あなたは私の助けでした。 御翼の陰で、私は喜び歌います。 私のたましいは、あなたにすがり、あなたの右の手は、私をささえてくださいます。」
神様の力強い右の御手がこの詩篇の作者を支え、神様の愛の御翼の陰でこそ作者は安心し、心から喜び歌うことができるのだというのです。
小さなひよこたちが雌鳥の翼の下で安心していることができるように聖書が語る神様はその愛の御手で私たちを匿(かくま)い守り助け出してくださるのです。 ちょうど私が崖から滑り落ちそうになった時、そこに支えてくれる力強い腕があったように、神様は倒れそうになるあなたの腕を支え、その御翼の陰に守ってくださるのです。
詩篇17篇6節と7節にはこうあります。
「神よ。 私はあなたを呼び求めました。 あなたは私に答えてくださるからです。 ・・・私を、ひとみのように見守り、御翼の陰に私をかくまってください。」
神様はあなたを愛の御翼で匿(かくま)い守ります。 そしてあなたを目の瞳のように大切に守り助けてくださいます。 いつでも、どこででも、あなたがもし神様を呼び求め祈るなら、神様はあなたの叫びに答えてくださるのです。
子どもが親にすがるようにあなたも今抱えているその叫びを神様にゆだねてみませんか? 神様は両手を広げ、あなたのことを待っていてくださいます。
ではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2009.1.9放送でのお話しより)
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