世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中のローマ人への手紙から読んでみましょう。
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。ですから、私としては、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を伝えたいのです。」ローマ人への手紙1章14節から15節
パウロはこれまで、今日のトルコ・ギリシヤへと福音宣教の旅をしてまいりましたが、更にイタリア半島のローマの人たちにも福音を伝えたいという思いを抱いていました。その理由をこう述べています。
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。」
以前はこの箇所を読んでもあまりピンと来ませんでした。しかし最近は私自身にも様々な負債があることを思わされます。実際、沢山の人たちに助けられて生きてきたことを思いますし、いや、助けどころか沢山の迷惑をかけてきたことを覚えます。そして何よりもイエスの恵みと愛に支えられて救いと信仰の歩みを続けてきたところがあります。
そのように沢山のものを受ける一方で、適切なお返しも償いもせずにきてしまった負債だらけの自分があるようにも思うのです。どのようにお返しができるものかと思いますが、考えてみれば今ある繋がり、これからできる様々な関係を通して返せない訳ではありません。受けたものを返す場所はいくらでもありますし、パウロが考えた最良のお返しの方法は、信じるすべての人にとって救いを得させる神の力を知らせること、福音を語り知らせることでした。今週も多くの恵みの中で感謝の気持ちに動かされて福音を語り伝えることへと導かれてまいりたいものです。
聖書のことば。
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。」ローマ人への手紙1章14節、15節
(PBA制作「世の光」2007.01.11放送でのお話しより)
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