世の光の時間です。お元気でお過ごしですか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
今日はまず聖書のことばを紹介しましょう。詩篇77篇の12節。
「私は、あなたのなさったすべてのことに思いを巡らし、あなたのみわざを、静かに考えよう。」
忙しい時代の中にあって、ふと立ち止まり、人生を見つめ直す。これは大切なことです。聖書には「順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。」(伝道者の書7章14節)とあります。ですから私たちが折に触れ自分の人生を静かに見つめ直すことを聖書は勧めているんですね。私たちが人生を見つめ直そうとするとき、二つのアプローチがあります。
一つは、過去から今を見つめるということです。昔を振り返りながら今の自分を見つめるんですねえ。しかし、ともすると、昔は良かった昔は良かったと、ただ回顧するだけで将来に希望を持てなかったり、ただ昔の栄光に縛られて今を正直に受け入れられず、こんなはずじゃないのに、って心の中で叫んでいる人もいるかもしれません。また過去にあまりにも苦しい経験をしたものですから未来にまったく希望をもてないと考えてしまう人もいるでしょう。でもこれでは、見つめ直すどころか、余計に人生を虚しいものにしてしまいますよね。
聖書の視点はまったく違います。過去を見るなら神様のなさったことを思い起こしなさいと教えているんです。あなたがここまで生かされていることの中に、神様の支えを過去の出来事から見てみなさいと勧めているんですねえ。自分の人生、何一つ良いことなんかないって言われるかも知れません。でも、今あなたはこうして生かされているんです。静かに過去を振り返り、神様があなたの人生を支えているということを考えてみる。これも大切ですね。
そしてもう一つのアプローチは、未来を見つめ今を見るということです。聖書のヘブル書という所には、こう書いてあります。「これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。」(ヘブル人への手紙11章13節) 聖書に登場する有名な人物をここで紹介しながら、みんな昔の人たちは死にましたが彼らは未来を望みながら今を力いっぱい生きていったんだって紹介しているんです。
人生を見つめ直す。それはあなたの人生に神様が共にいてくださることを受け入れ、永遠の未来を待ち望みつつ信仰に生きる姿なんですね。
( PBA制作「世の光」2007.01.30放送でのお話しより )
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