世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中のローマ人への手紙から読んでみましょう。
なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。
ローマ人への手紙1章17節
ロ-マ人への手紙は多くの人の人生に影響を与えてきました。実際この手紙は、マルチン・ルターという人物に影響を与え、16世紀のドイツの宗教改革を押し進め、ジョン・ウェスレーという人物を捕え18世紀のイギリスに於ける霊的な覚醒運動を引き起こしました。宗教改革にしても霊的な覚醒運動にしても、「義人は信仰によって生きる」と聖書が語る原点に立ち帰る所から生じています。パウロは言います、「義人は信仰によって生きる」。良い行いによって生きる人が義人なのではありません。
考えてみれば、人間の心には良い行いと裏腹の思いがあったりするものですねえ。良い行いをする人だからと言って義人とは限らないのです。義人というのは、心も外側も全く矛盾のない歩みをする人のことです。聖書は、そのような生き方は人間の努力によって獲得されるものではなくて、神が与えてくださるものだと語ります。クリスチャンの人生は、修行によって何か自分の内側にある良いものを引き出したり磨きあげたりするものではありません。信仰によって神に新しい義を与えていただきながら新しい人生を築きあげるものです。事実、イエスは十字架によって私たちの罪を赦してくださったばかりか、復活の力によって私たちに新しい良い行いをも備えてくださいました。神の義に生きるということへの信仰が私たちの人生に祝福をもたらし、私たちの人生を大きく変えるものとなるのです。
聖書のことば
「義人は信仰によって生きる。」
ローマ人への手紙1章17節
(PBA制作「世の光」2007.01.18放送でのお話しより)
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