世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。
えー、新しい年を迎えて早やもう一月も半ばになりましたけれども、それぞれ新しい年には今年こそというような目標を立ててスタートしたことだと思いますが、どうなってますでしょうかね。えー、こんな言い方がありますけども、・・・「平社員は今日一日を、係長は来週を、課長は来月を、部長は来年のことを考えるが、社長は少なくとも10年先を見ている。」って話しを聞くことがありますけども、えー私たちはこの一年間少なくともどんな目標を立てて進もうとしているかということ、これはとても大切なことですよねえ。
えー、一人の学生が私にこんな話しをしてくださったことがあるんですけれども、高校が終わり頃になった時に担任の先生が、自分の人生の理想像を書いてみなさい、自分が願っている通りのことが全部実現するという前提で構わないから自分はこういう人生であったら幸せだと思うものを書いてごらんというふうに言われて、一生懸命書いた。自分の目指している大学にも入れたし、卒業も出来たし、そして目指す所に就職も出来たし、自分の理想とする人と結婚もできて、家庭も持てて、家も建てて、とかいろんなことをずうっと書いていって、そして最後にはやっぱり死ぬという所に行かなきゃならない訳で、そして死ぬ。たくさんの人が葬式にやってきてくれてというふうな、そのお葬式も華々しいものとなったというような。でもそれを書き終わってから、うーんとその後は・・・どうなるんだろうか・・・って、これが理想の人生だとしたら何だか空しいなあというふうに思ってしまって、そのことがきっかけで前から勧められていた友達に誘われて教会に行くようになって聖書を読むようになって自分は信仰を持つようになったのだということをまあ話してくれたんですね。
で、聖書の中に、パウロという人が言ったことばなんですけれども、「私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。」(第二コリント 4章18節)ってことばがありますけれども、この地上でどんなにまあ物事がうまく行ったとしても、やはりそれは一時的なもの。もう一つ向こうの永遠の目標というものを持っていないと何かこれでおしまいなのかということで空しく人生を終わってしまうということがあるのではないかということを思いますね。この一年の目標を立てると共に私たちは永遠の目標というものを明確に持つということが大事だなと思わされます。
( PBA制作「世の光」2006.01.16放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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