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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ピンチの向こうに

2006年01月19日 | Weblog
■ピンチの向こうに

 お元気でいらっしゃいますか。世の光の榊原 寛(ひろし)です。
 
 『たとえ病むとも』とかですね『命と生きる』、この著者重兼芳子さんは60台半ばになろうとしていた時に、がんの告知を受けたそうです。それからおよそ2年間の闘病の末、神様のもとに帰られました。しかも闘病中、御主人が急逝されたというまあ大きな悲しみを経験されたんですねえ。「胸の奥底からうわーっと込み上げてきて、うなり声となり叫び声となった。泣いてもいい。ここは私の家だ。迎える人はいなくても誰はばかることはない。自分への歯止めが解けてしまい、慟哭が暴風のように荒れ狂った。」こんなふうに御主人を亡くされた時のお気持ちを綴っていらっしゃいました。がんの苦痛、御主人の死に直面しながらも彼女は「今までも様々なピンチに遭遇して私はうろたえ騒ぐばかりだったけれど結果的にはピンチによって足腰が鍛えられ、ピンチの向こうには必ず救済のしるしが現われることを経験によって知っている。」こんなふうにも言っているんですね。がんの告知を受けた時、「私が引き受けなければ誰にも変ってもらうことができない。さあこれから病気としっかり向きあって、決して後ろを見せたりはしないぞと腹の底に覚悟を据えた。命は神に委ね、体は山崎医師に委ね、生きることは自分が主体 私はこの姿勢がやはり最も楽である。」こんなふうにもおっしゃっています。諦めの生き方ではなくてキリスト者として神様に任せ、お医者さんを信頼し、病気としっかり向き合っている姿は本当に勇気ある者の姿だってそんなふうにも思わせられました。その勇気は彼女だけに与えられているのではないと思います。あなたにも私にも神様がイエス・キリストによって豊かに与えてくださっている勇気ではないでしょうか。

 聖書のことばに、新約聖書コリント人への第一の手紙10章の13節「あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」(とあります。) 神様は私たちに必ず、試練はあるかもしれないけれど脱出の道も備えてくださるお方です。

 ピンチの向こうに神様はキリストによってあなたのために救済のきざし、脱出の道、備えてくださることを確信して今日も一日、イエス様とともに歩んでまいりたいと、そのように願っています。

  (PBA制作「世の光」2006.01.19放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせて日曜日の朝、教会に行ってみましょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。




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