世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、信仰を持つことについてお話しをいたします。
ま、信仰を持つことと宗教を持つこと、これ少し違うんですね。宗教にはいろいろあります。登録されている宗教団体や(宗教)法人は20万もあると言われています。そのうちの一つに入るとか登録するってことが宗教を持つっていうことでもあるでしょう。ま、信仰とは一人一人の心の問題、生き方です。ですからまたこれ、信心とも違う訳です。信心というのは、その字の通り、信じる心です。心が中心です。
信仰は「信じて仰ぐ」と書きます。信じる方を仰ぐ、その相手を信じていくという訳です。聖書の中に信仰ということばがたくさん出てきますが、原語の意味は「信頼すること」、ま、「信頼」という意味です。ですから信仰というのは信頼関係である。相手を信頼するという人格的な関係を言うというのです。つまり信頼できる相手だから信じ信頼していく。それが信仰ということばの意味です。
ま、聖書は66巻に渡って、その信頼できる神様とはどういう方か説明している訳です。天地を造られた神。そしてまた万物を保ち、支え、守り、導く方である。私たちの命も与え、守る方だという訳です。それだけではなく、私たち一人一人に心を留め、心配してくださる方とも言われています。新約聖書のペテロの手紙の第一の手紙の5章7節という所に、こんなふうに書いてあります。「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
ま、そういう神様を信じていけたら幸いなんですが、なかなか信じられないという現実があります。それは正確な情報がないってこともその原因の一つですが、何よりも人間の心の性質として傾向として、神なんか頼らなくたって自分で、(という)そういう傾向がある。聖書ではそれを罪ということばで表わしています。
イエス・キリストが十字架にかかってよみがえられた、それは誰もがこのキリストに心を留めて見つめて見上げる所に神を信じて仰ぐ心が生まれるという訳です。ですから、信仰を持つということは、キリストを通して本当に信頼できるまことの神を知り、信頼して生きることです。そんな信仰を持っていけたら幸いですね。
(PBA制作「世の光」2005.10.14放送でのお話しより )
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