百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

知事会見に思うー百条委員会で徹底究明を

2024年07月11日 05時48分11秒 | 日記

 兵庫県職員労働組合が齋藤知事に対して「もはや県民の信頼回復はのぞめない」として、辞職を申し入れた。知事に職員組合から辞職を突き付けられる異常な事態に至っても、知事は、これから職員との信頼関係を回復し、県政の立て直しをするのが自分の責任と繰り返し、辞職を否定した。

 知事は会見の中で「生まれ変わって」とも述べた。この言葉は、それまでの自分の生き方を悔い改め、新たに別の人生を歩もうとする時に用いる言葉だ。ならば、申し入れを受け止め、職を辞し、やり直すというのが普通だが、そうではなかった。「告発文書の内容は事実ではない」とする知事の考えは始めと全く変わっていないということだ。贈答品を受け取ったのは部長の判断、20メートル歩かされて怒鳴ったのは県政をよくするための部下への強い指導、片山副知事が辞職と引き換えに百条委員会の設置を止めてほしいと議運委員長だった私のところへきたのも副知事の判断等々、自身は関与していない、間違っていないの一点張りだ。告発文書は「核心的部分において事実ではない」という人事課による内部調査の結論、それに基づく懲戒処分も間違っていない、ということだ。パワハラ疑惑だけではなく、その他の告発内容、公選法違反、政治資金規正法違反等の問題もある。だから県議会は強い調査権限をもつ百条調査権をもつ委員会を設置し、その真偽を明らかにしようとしているのだ。最後まで徹底的に調査を行い、真偽を明らかにすることが、県議会としての県民への責任の取り方だ。

 県民の皆さんとの対話の中で、齋藤知事への失望感、不満、真相究明を求める声を聞いている。また、議員としての活動の中で、この異常事態の中においても県政の停滞はあってはならない。そうした思いで県職員の皆さんが日々の職務に立ち向かっていることが伝わってくる。

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