20日(日)、兵庫教育大学で19日から開かれている第22回社会系教科教育学会の研究発表大会に参加した。中学校の社会科教師だった頃から参加している学会で、教師をやめたあとも社会科教育の現状や課題を知る上で参考になるし、最新の研究理論や実践を知ることは大いに刺激になる。今日は課題研究の研究発表を聞いた。評価に関するものだったが、教師時代に評価研究にも取り組んだこともあるが、なかなか難しい。
午後、社ショッピングパークBioで開かれている加東市いけばな展(加東市いけばな協会主催)を鑑賞した。会場には各流派からの作品が展示され、多くの人が訪れ、春を感じて楽しんでいた。会長さんから椿の葉のつきかたや万年青の赤い実の生け方などを教えていただき、その奥深さに驚いた。
社公民館では第5回加東市こども絵画公募展が開かれており、ふるさとのまつりや神社、自然などを描いた作品を鑑賞した。佐保神社の秋祭りで境内を練る太鼓屋台を描いた絵の前では思わず足が止まった。また、朝光寺の鬼踊りを描いた一枚の絵には感動した。みんなすばらしい表現だ。
3時から久しぶりに加東歴史の会の例会に出席した。今日は中世に北播磨において勢力を持っていた在田氏についての研究発表だった。発表者は藤原孝三氏(北播磨城郭研究会)は、長年にわたり文献史学の立場から克明な研究を続けておられる。その成果の一端をお聞かせいただいた。2時間があっという間に過ぎてしまった。文献研究によって明らかになってきたことも多く、私たちが知っていることも真相は違っていることもあるようだ。大いに刺激的な2時間だった。