百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

加東市で鳥インフルエンザ

2011年02月13日 06時28分08秒 | インポート

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 12日(土)の朝、加東市木梨の状ケ池に向かう。前夜遅く北播磨県民局から連絡を受けていた。状ケ池は社中学校の前にある周囲数百メートルのため池だ。周囲は公園化され、池面には飼われているコブハクチョウやカモなどの野鳥が泳いでおり、四季を通して市民に親しまれている。周囲には社中学校、社高等学校、市役所、税務署、福祉施設など市行政の中心施設が集中し、すぐ西側を国道372号が走っている。

 池に面した市立社中学校には校長、教育委員会らが、市職員、消防署員らの消石灰を道路に撒く作業や残るコブハクチョウ2羽の捕獲作業を見ながら、部活動の練習に来る生徒に練習場を近くの学校に変更するよう指示していた。現場にはNHKとMBSのテレビ取材が来ており、作業を収録していた。白い防護服をまとった職員、白くなった池の周囲の道路から緊迫した状況が伝わってきた。

 現場を見てから市役所に行き、安田市長はじめ市幹部が詰める加東市対策本部で状況を聞いた。続いて北播磨県民局に行き、杉本局長はじめ幹部職員が詰める対策本部で県としての対応を聞いた。発生地点から半径10キロ以内にある養鶏場の状況、検査などの対応について説明を受けるとともに、学校に近接していることから通学路などへの対応について配慮の必要があることを伝えた。

 加東市には状ケ池や平池をはじめ多くのため池があり、野鳥の飛来する池もあることから、鳥インフルエンザの心配もされていたが、現実に身近な状ケ池で発生したということにあらためてその危険性を実感することになった。つい先日、福田小の子ども達と一緒に訪れた県の災害対策センターで県の警戒本部会議が開かれている。市も県民局も発生後迅速な対応を行っており、現在のところ、養鶏場には異常がないことも確認されている。引き続き、警戒を徹底していく必要がある。


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