辺野古基地反対派は沖縄・アジアのことを考えていない

那覇空港ＰＩ　厳格な環境アセスが必要だ2009年3月28日

　
那覇空港は、「滑走路１本の空港としては、国内で２番目の利用度の高い空港」という。
　すでに空港の離着陸回数は能力の限界に近づいている。沖縄観光がピークを迎える夏場には、希望する便の予約が取れず、「沖縄訪問を取りやめる人もいる」と、県の報告書にはある。
　那覇空港の沖合展開による新滑走路建設の論議は、そこから始まっている。
　沖合展開の可否と埋め立て場所の選定をめぐる県民意向調査「ＰＩ（パブリック・インボルブメント）」が国と県などで実施され、その結果、那覇空港の沖合１３１０メートルを埋め立て２７００メートルの新滑走路を増設する案が２７日、決まった。

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那覇空港の新滑走路の建設準備は進んでいる。那覇空港の新滑走路は全てが海の埋め立てであり、埋め立て面積は辺野古は４５ヘクタールであるが、那覇空港の新滑走路は１３０から１５０ヘクタールである。辺野古アセスに厳しい態度で臨んでいる審査会や住民は辺野古と同じような厳しさで那覇空港の新滑走路のアセスにも対応するだろうか。

那覇空港の新滑走路埋め立て予定地も多くの希少動物や海草が生えている。辺野古の三倍あるから新滑走路を埋め立てれば辺野古よりも三倍の希少動物、植物が失われる。那覇市の自然は山も海も破壊され続けてきた。もし、あらゆる自然破壊・環境破壊に反対であるならば、那覇空港の新滑走路埋め立てにも辺野古以上の反対運動を展開するべきである。

辺野古一帯は広い範囲で自然が残っている。辺野古の海を４５ヘクタール埋立てるのと、自然が破壊されて自然が少なくなっている那覇市の海を１５０ヘクタール埋めるのとでは自然破壊・環境破壊の比率は那覇市の海のほうがずっと高い。
しかし、辺野古の海の埋め立てに高らかに大反対している人たちは那覇空港の新滑走路埋め立てに対してはなにもいわないだろう。いや、現在まで那覇空港の新滑走路埋め立て反対を誰も主張していない。

辺野古の海の埋め立てに反対する理由は辺野古の埋め立ては米軍基地の滑走路をつくるからである。米軍基地建設反対が本音であり自然破壊・環境破壊は口実に過ぎない。本当に自然破壊・環境破壊に反対であるなら辺野古の埋め立てよりも那覇空港の新滑走路埋め立てに反対しているはずだ。

那覇空港の新滑走路ができれば観光客が増え収入が増える。県民の生活も便利になる。自分たちの利益になるから那覇空港の新滑走路埋め立ては黙認し、自分たちの利益にならない辺野古の埋め立ては反対するのだ。那覇市に住んでいる人間たちのほとんどは那覇空港の新滑走路埋め立ては賛成で辺野古の海の埋め立てには反対であるだろう。

辺野古区の人たちは辺野古の海の埋め立てに賛成である。理由は那覇空港の新滑走路埋め立てに賛成する人たちとまったく同じ理由である。つまり自分たちの利益になるからである。辺野古基地建設に反対の人たちは辺野古基地建設が自分たちの利益には関係がないから自分の社会的な正義心に従って反対
することができる。
辺野古基地建設に反対の人たちは辺野古の人たちの生活はどうでもいいのだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな沖縄本島であるのにやんばるの人口は減り続け、過疎化がどんどん進んでいる。辺野古も同じ運命である。収入がないために辺野古から離れていく人が増え、辺野古の過疎化は進んでいる。しかし、名護市も県も辺野古の過疎化を防ぐ政策をやらない。稲嶺名護市長は辺野古基地建設を反対するだけで辺野古一帯の経済復興政策を全然掲げていない。

辺野古が自力で過疎化を防ぐには辺野古基地建設しかないのだ。審査会の委員は辺野古区の人々が辺野古基地建設に賛成であることをどのように考えているのだろうか。審査会の委員は当事者である辺野古の人たちと話し合うつもりはないのだろうか。辺野古基地の被害を受ける辺野古の人たちのアセスに対しての考えを調査をするつもりはないのだろうか。
反対派が居座っているテント小屋が辺野古の人たちに迷惑を掛けているのを知っているだろうか。

辺野古区の人たちが辺野古基地受け入れに賛成している事実を無視して、辺野古アセス評価書を正義感ぶって非難するのはエセヒューマニズムだ。

辺野古移設反対派は韓国、フィリピン、ベトナムがアメリカ軍の応援を必要としているのを無視している。北朝鮮拉致被害者たちがアメリカに頼っている気持ちを踏みにじっている。中国が尖閣諸島は中国の領土あると主張していることを無視している。
メイ氏の発言を感情的に反発するだけで、辺野古に移設しない限り普天間基地はそのままであり続けることを真剣には考えていない。

アメリカ軍がアジアで中国、北朝鮮への抑止力として必要である限り辺野古ヘリコプター基地は必要である。
沖縄、アジアのことを真剣に考えていないのが辺野古基地建設反対派である。

冬の日の灰色の空にみどり松・１１２３句～１１２４句

１１２３句

１１２４句

夢見て
星見て
月に歌い
さびしい心をひとり抱きしめ
生きていく
あたしは泣かない
街の夜を
歩いて歩いて
踊って踊って
夢の中
はるかな宇宙
はるかなあなた
めぐるめく夜と昼と
私の恋なのさ
歌えよ
歌おうよ
夢の歌を
涙なんかこぼれても平気な歌を
なにかを
求め
なにかを
夢見て
生きている