卑屈な沖縄のマスコミ


アメリカ軍は原子力空母を三陸沖に移動し、沖縄の軍事基地から東日本大震災の救助活動のためにヘリコプターや海兵隊をすばやく移動させた。アメリカ軍の救助活動は他の外国の救助に比べてスケールが大きい。被災者の救助に非常に貢献している米軍には大感謝である。

ただ、アメリカ軍がアジアや日本・沖縄に駐留する理由は中国や北朝鮮等の社会主義国に対する抑止力が目的であり、自然災害の救助が目的で駐留しているものではない。だから中国や北朝鮮との緊張が解ければ、アジアのアメリカ軍が沖縄に駐留する根拠はなくなり、ほとんどのアメリカ軍f引き上げる。災害対策のためにアメリカ軍が沖縄に駐留することはありえないということだ。そのことはアメリカ軍も当然知っていることだ。

マイケル米国防副次官補は、「米軍駐留によって、日本の緊急事態に即座に対応できた」と述べた後に「日米同盟がアジア太平洋の平和と安定、繁栄において米国の姿勢の要になる」と結んでいる。災害救助は「平和、安定、繁栄」のための偶然に発生する活動のひとつであるにしかすぎない。

ところが、内間健友氏はアメリカ軍による発表の一部分だけを切り取り、アメリカ軍の発表は「政治宣伝のために支援していると言っているようなもので、不謹慎」と談じているのだ。そして、グレグソン国防副次官補が帰国を延ばし、陣頭指揮を執るのを異例だとし、メア氏が国務省に辞表を提出したが、慰留されたことは報道しないで、日本政府との調停役の任務についたことだけを報じている。

「軍隊は戦争をするのが目的である」「兵士は殺人訓練をされている殺人鬼である」と軍隊、兵士を決めつけ、アメリカ軍は戦争を好みアメリカ兵は皆殺人鬼であると沖縄の反戦平和主義者やマスコミは公言している。彼らは、アメリカ軍が本心で被災者を救助をするのはあり得ないことであり、アメリカ軍が被災者を救助を目的はアメリカ軍の殺人鬼の本性を隠し、日本国民にアメリカ軍への親近感を持たすための宣撫工作であると信じているのだ。

だから、「援助活動を利用し、県内移設への理解を日本国内で深める」目的でアメリカ軍は東日本大震災の援助活動をしていると内間健友氏はいうのだ。普天間飛行場が沖縄にあるために、震災への対応が効果的に実施できているとアメリカ軍が説明したことに食いついて、日本本土に海兵隊を配備していたほうが、もっと効果的であり、論理的に矛盾であると子供じみたへ理屈で内間健友氏は反発する。

佐藤教授のいう通り、国家と国家の問題があるからアメリカ軍が一方的に行動することはできない。だから
在沖海兵隊の出動が地震発生から3日かかった。しかし、それは受け入れ側の日本政府の問題であり、日本政府が受け入れを承諾してからのアメリカ郡は迅速に救助活動を実行した。そのことを佐藤教授は無視して、「迅速性について普天間飛行場の場所が決定的に重要ではないことが逆に証明された」と現実に反することを言っている。

阪神大震災の時には、社会党の村山富市首相はアメリカ軍の旧活動の申し入れを断っている。勘違いしないでもらいたいのはアメリカ政府が申し入れるのであって、アメリカ軍が直接申し入れるのではない。佐藤教授のいう通り、国家と国家の問題があるから阪神大震災のように申し入れを拒否する場合もある。
しかし、社会党がいくら反米主義だからといって、アメリカの震災救助を断るなんて考えられない。社会党をはじめ沖縄の革新政党や反戦平和主義者に私は人道主義を感じない。

この記事を書いた内間健友氏は、アメリカ軍による東日本大震災の援助活動に関する広報が、アメリカの兵士が起こす事件・事故より活発であることに不満を述べている。内間健友氏は東日本大震災と兵士が起こす事件・事故と同じレベルの問題と考えているようだが、とんでもないことだ。東日本大震災と兵士が起こす事件・事故と比べること自体がおかしい。

東日本大震災は日本史上初めての、誰もが予想できなかった大惨事である。大惨事に対して、アジアのアメリカ軍が総力を挙げて援助していることを、内間健友氏はアメリカ軍は殺人集団だから、人道主義は見せかけであり、援助活動には裏があると疑いの目で見る。

アメリカ政府は東京電力福島第1発電所の危機を救うために34人の専門家を送った。これも日本国民にアメリカの印象をよくして、日本政府がアメリカのいいなりになるための策略だと内間健友氏をはじめ沖縄の革新政治家、反戦平和主義者、知識人は思うのだろうな。

どうしようもない卑屈であるというしかない。
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漫湖公園にて六句・・・百五十九~百六十四句


那覇市に所要があったので、那覇市の南側にある漫湖公園に行った。百六十四句は木の切り株の写真を変化させました。

百五十九句






百五六十句







百五六十一句








百六十二句






百六十三句






百六十四句







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