非人道的な沖縄のマスコミ



東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は日本の歴史上体験したことのない想像を絶する大惨事だ。死者・行方不明者1万1234人となり、最終的には死者は2万人を超えると言われている。
東日本大震災の災害支援を半日後には言及し、すばやく原子力空母ロナルド・レーガンを三陸沖に急派、他の艦船やヘリコプターを次々と投入したアメリカ政府に対して、見出しは「メア発言払しょくを狙う」である。このような見出しを平然と使うマスコミには愕然とさせられる。

フィリピンで台風による大災害があった時は、災害救助に普天間基地からヘリコプターが飛んだ。市民が立ち上がりカダフィー独裁との戦いが起こったリビアにも原子力空母を派遣している。アメリカは世界中の自然災害を積極的に救助しているし、政治的な紛争の解決にも積極的に関わっている。日本の災害だから特別救助しているわけではない。沖縄のマスコミはアメリカの人道主義を全然理解していない。

東日本大震災から比べるとメア氏発言問題は砂粒くらいに小さい問題だ。東日本大震災への救助と砂粒のようなメア氏発言問題を関連づけるなんて横柄である。

沖縄マスコミは「米側は災害支援を通じて失墜した信頼を図る」と本気に考えているようだ。私には信じられない。沖縄のマスコミはメア氏問題がなければアメリカ政府は東日本大震災の救助活動をしなかったというのだろうか。そんなことはあり得ないことだ。沖縄のモスコミはアメリカの人道主義を侮蔑している。

アメリカによる沖縄の政治家、知識人、県民の思想や心理分析はすでにやられていて、日本政府や沖縄へのアメリカの対応の基本は定まっているだろう。辺野古移設が実現するまで普天間に居座るのがアメリカ政府の結論であり、日本政府の結論だ。それを覆せる力が辺野古移設反対派にあるだろうか。

アメリカ軍による東日本大震災の災害支援を信頼の回復を狙った行為であると談じるのは、余りにも視野の狭い、沖縄のエゴまるだしの主張である。

日本の歴史上かつてないほどの大災害へのアメリカ軍の救助さえ、政治的な計算があると見るこの記事からは東日本大震災の被災者に対する同情と復興への願いが全然感じられない。もし、この記事を東北の人々が読んだらどう思うだろうか。救助のために懸命に働いているアメリカ兵が読んだらどう思うだろうか。

アメリカ軍への悪意の満ちた非人道的な記事である。
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風もなく・・・アートはいく 百五十七・百五十八句

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