主婦と生活社さんの料理編集部 @ryourinohonから始まった私の好きな料理本リレー
料理家、カメラマン、スタイリスト、デザイナー、編集者など料理の本に関わる人たちが、好きな料理本を紹介する企画。
バトンをお料理仲間のお一人
FEEL Beauty recipe主宰のオーガニック料理研究家の木村郁子さんから受けとりました。
お料理の本3冊をセレクトと言うことで悩みましたが、私の人生を大きく変えてくださった先生方の本をご紹介したいと思います。

①お菓子の手作り事典
今田美奈子著 講談社 1981年第一版

私の食の世界への入口を作って下さった今田美奈子先生のご著書。
久しぶりに目を通しました。今田先生がよく仰っていらした「伝統は永遠の流行です!」伝統菓子は今見てもすたれることはない素晴らしい内容の本です。
今田美奈子先生のところで生徒として6年間、スタッフとして8年間、通年14年間お世話になりました。
お菓子、シュガーデコレーション、テーブルセッティングのライセンスをいただき、洋菓子作り夢中になった20代半ばから後半、ヨーロッパの食卓芸術に魅せられた20代後半から30代でした。
時代はバブル絶頂期。テーブルセッティング部門のスタッフとして、先生の講座のアシスタント、お授業をうけもたせていただいたり、数々のイベントや本の出版のお手伝いもさせていただきました。ヨーロッパの食卓芸術を夢中に追い続けていた時代です。
今田先生が提唱されていらしたサヴォアール・ヴィーブル(人生を謳歌する生き方)は今でも私の中に根付き続けています。
②久司道夫のマクロビオティック 美しくなるレシピ
久司道夫=著 クシ インスティテュート オブ ジャパン=料理 東洋経済新報社 2004年第一版

約15年前、初めて出会ったマクロビオティック料理本です。私のマクロビオティックライフの原点になった大切な本。何度見てもトキメキ、心が温かくなります。
当時は情報が少ない時代。マクロビオティックの料理本も少なく、なかなか手に入らない時代でした。
その後クシに通う機会に恵まれ、毎回ワクワクしながら通学していた時代が懐かしか思い出されます。
久司道夫先生のお言葉で折々思い出すものの一つ。
「自由とは好き勝手に生きることではありません。与えられた条件を、最大限生かして活用し、発想し、目的を達成されることを言うのです。」
コロナで生活に制約がある今。できるだけ自由な発想を持ち心豊かに過ごしたいですね♪
③穀菜和食
松本光司著 柴田書店 初版2005年

私にとってはバイブルの様な本。ため息が出るほど美しい数々のお料理です。
マクロビオティックを実践後、和食を学びたい、美しい盛り付けを身につけたい!と思っていたときに、南会津のタンボ・ロッジさんで松本先生の宿泊勉強会が何年かに渡り年2回くらい開催され、参加させていただく機会に恵まれました。それが松本先生との出会いでした。温厚で素晴らしいお人柄と美しいお料理に魅せられました。
その後河口湖で個人の塾松本塾を開催された時にも参加させていただきました。
松本塾では先生が手元を見て欲しいからとメモを取は取らないで欲しいと仰れていました。口数が少なく、ニコニコされながら、穏やかな先生の手元とお姿を見ながら、手間ひまをかけ、真心を込めてお料理を作ることの大切さを学ばせていただきました。本当にお料理に愛情を注ぎ続けていらした先生だと思います。松本先生との出会いでお料理が大きく変化していった様な気がしております。
今の私があるのはタンボ・ロッジ大屋ご夫妻と松本先生をお連れくださった木澤智乃先生のお陰と言っても過言ではありません。
次は手前味噌になり恐縮です。
④月のリズムで玄米甘酒ダイエット
岡部賢二著 杉村美樹 料理 PARCO出版 2015年

5年前に尊敬する師、岡部賢二先生の本のレシピを担当させていただきました。本当に貴重な機会をいただきました。月のリズム、陰陽五行、甘酒、プチ断食を深めさせていただくきっかけにもなりました。長くご愛用いただけると嬉しいです。
次は
心から尊敬する先輩
九州のベジガーデン料理教室主宰の
仲ひろみ先生にバトンをお渡ししたいと思います。
仲先生どうぞよろしくお願いいたします♡
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