Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

所謂「空振り」でも Jアラート発出を躊躇うな

2022-11-03 22:37:34 | 国際・政治

今日の国民の祝日「文化の日」は気象的には「晴の特異日」だとかで、統計的に晴天日が多いらしい。拙記憶でも、この日の降雨は 過去 1回か 2回位ではなかったかと思う。しかし「心穏やかな 1日」とは参らなかった様だ。

今年に入り 特に頻度が増した感ある、北鮮による弾道ミサイルなどの発射。今日も今朝からここまで数回に亘る飛翔体発射があったとかで、特に今朝の 1回などは、我国上空を飛んだ疑いがあるかどで 全国瞬時警報・Jアラート発出の対象となり、危険が予想される新潟、山形、宮城の各県には一時特段の警戒が呼び掛けられた様だ。

結局 Jアラートの対象となった、大陸間弾道弾 ICBMミサイルの可能性ある飛翔体は 日本海上空で消失。我国上空には未達だっ様で、Jアラート発出も訂正されたのだが、以下に載せるタイミングの問題と合わせ 精度向上への課題は認めるも、発出それ自体を躊躇(ためら)わせる様な思潮を広める様な事があっても拙いと考えるのは拙者だけか。この事につき、以下 日テレNEWS ネット記事を引用して、みて参りたい。

「Jアラート、ミサイル通過予想時刻後に発表」

政府は 11/3朝、北朝鮮からミサイルが発射されたとして「Jアラート」を出しました。しかし、日本の上空を通過する予想時刻の後になって「Jアラート」が出された事から システムの精度や発表のタイミングをめぐる課題が改めて浮き彫りになっています。

政府は 11/3,7:50am、北朝鮮からミサイルが発射されたとみられる、として「Jアラート」・全国瞬時警報システムを出しました。その後、8am には「7:48am頃、宮城県、山形県、新潟県の上空を飛翔し、通過してとみられる」と発表しました。最初に Jアラートが出されたのは ミサイル通過予想時刻の 2分後だったことになります。

この点について内閣官房の担当者は「ミサイルから分離したものが落下してくる可能性もあるので Jアラートを出したことが全く意味がないわけではない」と説明する一方、発表のタイミングについては「防衛省からレーダー探知の情報がもっと早く共有されれば Jアラートを早く出せる」とも述べています。政府はその後、実際には日本の上空を通過していなかったとして 当初の発表を訂正しました。(以下略、引用ここまで)

別記事によれば、前述訂正につき 松野官房長官は「そもそも Jアラートは 国民の皆様に、ミサイルの落下物等の危険性を速やかにお知らせすべく 発令するもの」だとして、発出自体に問題はなかったとの立場だという。これを聞いて 拙者は Jアラート発出のあり方は、地震対策にある「緊急地震速報」のそれに似ているな、と思ったものだ。

確かに発出のタイミング精度をより高める必要は認める。そうでなくては「瞬時警報」の価値が損なわれ、余裕なき状況といえど 警戒エリアの住民各位を少しでも安全に避難させる事が難しくなってしまうからだ。ただ それに留意するとしても、緊急地震速報でかねて問題とされる「空振り」懸念から発出自体を躊躇うべきでないのも事実であろう。

我国と米韓両国の安保面での連携に対抗する意図だろうが、それにしても北鮮の「先軍志向」は相変わらずだ。近く予定の、米連邦議会中間選挙後には、核実験の彼の可能性も指摘される所だ。外交上の厳重抗議もそれは必要だろうが、それとは別に 必要な安保面の抑止力を確保していく必要があろう。

その一環としての 瞬時警報・Jアラート。今朝なども タイミングのズレの他、我国上空に達しなかった事を「誤り」とみなしての記者会見質問もあった様だが、それは緊急地震速報についてもあり得る事で、結果的な誤りはそれとして把握し 次回のより正確な発出を期する為の教訓とすれば良い事だ。そうした思考錯誤「トライ&エラー」を繰り返す事で、Jアラートを含む諸装備は進化していくのである。飛翔予想が万全ではないからといって、発出自体は躊躇わない方が良い。松野官房長官も触れられた趣旨の 誠実に説明を心がければ、国民的理解は得られると思う。

そういえば、今春先のウクライナ危機と 春以来頻発の北鮮ミサイル発射問題で、核シェルターへの関心がこれまで以上に高まっていると聞く。警報のあり方と共に、こちらの方も より多くの関心が集められると良いと思う者。諸外国に比して確実に普及の遅れる我国の現状に際し、岸田政権は 一部補助の策位打ち出してはどうか。又 地下鉄駅などに共用シェルター建設を進めるべきではないのか。今回画像も振り返り恐縮。確か過日の秋雨の下で見かけた、当地北郊・清須市内にての JR在来線試験列車「ドクター東海」の様子を。


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2 コメント

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Unknown (のん子)
2022-11-05 00:17:32
今回は余りにも多いミサイルの数でびっくりしましたが、即反応しなければ日本の防衛は弱いと見られます。
あの韓国ですら3倍返しで撃ち返したらしいですよ。

日本国民も、これで危機感が増したかも知れません。統一関係は後回しにしても防衛問題を与野党で論じるべきでしょう。
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仰る様でなければ (HAKASE(jnkt32))
2022-11-05 22:29:38
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。この
11月も、宜しくお願い致します。

仰る様に、北鮮による弾道ミサイルなどの発射、今年
は特に多いですね。本当に抗議声明だけでは、事態は
動かないと拙者も思います。

我国内の在日組織、朝鮮総連の破産申し立てなど、更
に踏み込んだ制裁措置を強い姿勢で行うべき。防衛
安保の問題を、国民レベルで真剣に議論する時が来
ていると思います。まずは お礼まで。
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