Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

突然の無差別暴力と対峙する術を少し考えた

2021-12-26 22:43:29 | 社会・経済

先日生じた、大阪市中心部の診療所放火殺人事件の犠牲各位には、改めての弔意を申したい。診療科目こそ違え、病院や診療所といった医療機関には 勿論拙者も世話になる。この所は 右耳の耳鳴りに悩まされているが、症状の詳細は割愛させて頂く。で 科目こそ違え、近頃は「クリニック」とも称される医院や診療所の内部を見てみると、確かに逃げ道の少ない袋小路の様なフロア配置になっている所が多いのに気づく。前述事件の容疑者は、或いは事前にそうした造りを意識して 凶行に及んだのかも知れない。

少し本題からは横にそれるかもだが、近頃 JRや主要私鉄の列車に乗り込むと 妙な事に気づく。それは 青天といえど、日光が車内に射し込んで具合が悪いのは車内の左右どちらかのはずだが、両側の窓の遮光シェードやカーテンが引き下ろされている事。又 曇天雨天時など 明らかに日除けが不要な時にも同様にされている事があるのだ。これは恐らく 着座中スマート・フォンの画面ばかり見ていて、少しでも明るいと不都合だからという事の様だ。どうしても必要な場合はやむなしだが、そうした画面を追うのが乗車中ずっとという場合も少なくないらしい。こんなレベルになると、安全上も決して芳しくないのも事実だろう。今回本題の理由にもなるのだが、以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「大勢を狙う無差別殺人から身を守るには・・専門家が指摘するポイント」

25人が犠牲になった 大阪・北新地の放火殺人事件で、大阪府警は 谷本盛雄容疑者(筆者註・火災に伴う脳障害により、取り調べ不能状態で入院中の由) が大勢の人々を巻き込んで自殺を図ったとの見方を強めている。大勢を狙う無差別殺人事件が相次いでいるが、どう身を守ればよいのか。

「多くの人を 一度に狙う犯行が実行しやすい場で起きていると認識し、対策を取るべきだ」と話すのは、東洋大の桐生正幸教授(犯罪心理学) だ。近年の大量殺人事件は電車内や、ビル内の店舗や病院など閉鎖的で人が集まる空間で起きる傾向があるという。

桐生教授は対策として ▽電車内などでは できる限りスマート・フォンから顔を上げて周囲に注意する ▽建物に入ったら まず避難経路をチェックするーなどを挙げ「電車内などでハード面の対策も重要だが、各人が万が一を想定し、自ら考えて行動することが求められている」としている。(引用ここまで)

「多くの人を 一度に狙う犯行が実行しやすい場」とは病院などの医療機関や鉄道の列車内、それに大小の商業施設が挙げられ 集まる人々の防護が難しい事もあって「ソフト・ターゲット」とも呼ばれる様だ。買い物や映画、スポーツやゲームなどの娯楽アミューズメント関連の事共が集まり、息抜きの場でもあるだけに「あってはならない事」との受け止めが本当は健全なのだろうが、現実に悲劇が複数生じている以上 一定の対策は必要だろう。

万一の火災を最低限の規模に抑える消火栓やスプリンクラーなどの防災装備や防犯カメラなど「抑止力の装備」の充実も必要は認めるが、同時に重要なのはやはり 桐生東洋大教授も指摘された「ソフト・ターゲットとして狙われ易い所へ行く」人々の意識を変える事も必要だろう。

ほんの少しで良いから「もしもの事態」が生じる場合を常に頭の片隅に置き、少しでも前述のリスクを感じる場所へ立ち入ったら 一定でも用心する心がけを習慣にして参る事だろう。例えば 万一の場合の避難などに自信の持てない所では、避難経路を確認する事とかだろう。そうする事で 万一の事態が生じても、ある程度は落ち着いて自らの安全を確保し得る様にできるのではないか。のべつ スマート・フォン画面が見られる訳ではなくなる不便も伴いはするが、むしろそうした見られ方の方が「能天気レベル」とみる事もできる様に思うのだが。

昨日今日なども、当地愛知の JR名古屋駅周辺などは 年の瀬もあって大変な人出。又もの流行が懸念される 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍と共に、前述の 無差別暴力行為が突然振るわれた場合などにも少しでも的確に対応できる様「平時」と呼ばれる普段からも一定は考えておいた方が良いという事だろう。今回画像は再掲になるが、拙居所近所の 馴染みの喫茶店の表を飾る ステンド・グラス窓の様子を。窓枠を支える金具が 以前の旧国鉄電車のそれと同一仕様で、入店の度 郷愁を覚えるものでありまして。


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4 コメント

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Unknown (のん子)
2021-12-27 23:38:55
滅多にそんなことには遇わないだろうとは思いつつ、絶対はないですからね。
困った難儀な人は一定数いるでしょうし。

逃げ道の確保、これは災害時も同じですから常に頭の片隅においておくだけでも違うかもです。
お互いに気をつけましょうね。
返信する
注意新たに (HAKASE(jnkt32))
2021-12-28 14:39:14
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

大阪圏の方々にとり、先日の診療所襲撃放火殺人事件
は より身近に大きな危険が潜んでいる事を実感され
たのではと心得ます。

これは勿論、当地名古屋でも起こり得る事だと受け止
めます。仰る通り「あの様な暴力は絶対ない」とは
絶対に言い切れません。災害の時と共に、お互い 
常に頭の片隅にリスクの可能性を置いておくとより
危険を下げられると心得ます。まずは お礼まで。
返信する
こんばんは (続々強子の部屋)
2021-12-28 22:10:10
また皆様のブログをみて いいね を出来るようになりました。
訳が分からず、自分であれこれやっているうちに
身動きが出来なくなり、家庭教師にお世話になって
元に戻れました。
これからも宜しくお願いいたします。
返信する
復調何より (HAKASE(jnkt32))
2021-12-28 23:07:56
強子さんも、ご見解を有難うございます。

少し問題がおありだった様ですが、復調された様なの
は何よりと心得ます。こちらこそ、どうか宜しくお願
い申し上げます。
返信する

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