流行続く 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症の脅威が下がらない事もあって、今夏の東京五輪及び障碍五輪反対署名が 35万筆超に達したとかで、今日 対政府要望書が提出された様だ。対選手個人宛の出場辞退要求など不良な側面もありはしたも、反五輪等署名活動それ自体は立ち上げるのも賛同するのも基本自由であり、もしかするとこの結構大きな声は 今後の東京五輪及び障碍五輪の行方に一定影響するのかも知れない。拙者は改めて条件付き賛成の立場だが、この動向は落ち着いて静観したく思う。
本題です。深刻な感染状況に喘いでいた大阪府に代わり、当地愛知は不名誉にも東京都に次ぐ全国第 2位の大感染域になり下がってしまった。既に緊急事態宣言下にも入り、全県民レベルで感染抑止に取り組まないと世界的にも鎮静化が遅れそうな我国内にあって 更にその動きから取り残される事にもなりかねない。大村県知事は鎮静化の取り組みを表してはいるが、特に感染が深刻な名古屋市の河村市長との連携には懸念が残る。その様な状況下、当地愛知でも大規模な予防ワクチン接種会場設置が進んでいる様だ。以下 東海 TVネット記事を引用して、みて参りたい。
「1日最大 2000人を想定・・大規模なワクチン集団接種会場で『歯科医師』も接種の担い手に。5/24開設予定」
歯科医師がワクチンを接種します。愛知県は豊山町の県営名古屋空港のターミナル・ビルに 5/24ワクチンの大規模な接種会場を開設する予定で、1日最大 2000人の接種を予定しています。
一方で、接種の担い手が不足していることから 愛知県歯科医師会は県の要請を受ける形で会場に歯科医師を覇権することを決めました。
歯科医師によるワクチン接種は厚生労働省から特例として認められていて、愛知県歯科医師会は 派遣する歯科医師に必要な研修を進めることにしています。
一方 愛知県は、県営名古屋空港と藤田医科大学で行う大規模な集団接種の予約受付を 5/17からインター・ネットなどで始めると発表しています。(引用ここまで)
既に東京都と大阪府向けには、自衛隊メインの集団接種会場の用意が決まっており、この 2都府に次ぐ感染規模となった以上、愛知の大規模接種会場設置は当然の事と心得る。ここで考えて頂きたいのは、この所複数の自治体で表面化している県知事や市長など 自治体首長らが先行接種を受ける問題。
予防ワクチン接種は しばしばワクチンの剰余を生じる事があり、使用期限が限られている事を考えれば 時に大感染域に職務上近づく機会のある自治体首長や幹部職員への先行接種は一定やむなしといえど、その実行に際しては、市県民など地域住民向けの事前の説明と周知が必須だろう。接種のその時にならないと ワクチンの剰余がどの位か把握し難い事情は分かるが、そこは「自治体首長向けの先行接種があり得る」事を最初から公表すれば良いのではないか。その徹底で、むしろ自治体首長らが先に接種を受ける事により 懸念される副反応などの問題も、むしろ明るみに出て 高齢世代からの一般向け接種の安心材料にも資する事ができるかも知れないからだ。
又 接種のオペレーションに誤りがあり、希釈液だけを打ったなどの間違いも散見されるという。あってはならぬ事象だけに、歯科医師や現場から長らく遠ざかっておられた潜在看護師の各位には 改めての研修を要する事だろう。それらを踏まえた上で、安全確実を担保しながら 少しでも接種のスピードを上げる施策が強く求められるとも思う次第。集団接種会場中 藤田医科大は確か名古屋南郊の豊明市内だったと思うが、とに角現状認められる あらゆる方法と技術を総動員して、予防ワクチン接種の速度を少しでも高めて頂きたいと願う者だ。全国屈指の大感染域返上の為にも。
全国各地でより手強い変異型ウィルスが台頭、我々は又一段警戒レベルを上げざるを得ない状況だが 予防ワクチンは変異型にも相当に有効の由。最早我々日本人が、新型感染症の集団免疫を得る為に欠かせない手段とも聞く。発熱を伴う副反応の可能性や 短期間開発などの不安がない訳ではないが、とも各予防接種を受けておいた方が 一定の用心にはなる事だろう。愛知県の強い実施姿勢を望みたい。今回画像も以前ので恐縮。これも当地南郊の三重・亀山市内を西へと向かう JR西日本の無名試験列車の様子を。愛知から三重を通って奈良県、大阪府とを結ぶ関西線にての模様です。