Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

外交情報網「ファイヴ・アイズ」参加への道づくりも必要だ

2020-12-30 17:16:07 | 国際・政治

今年 2020=令和 2年も後僅か。想えばほぼ一年、政府も国民も 中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス感染症流行への対応に追われた印象が強くある。治療薬と予防ワクチンの開発も進められ、それぞれ政府承認済もしくは新たに承認される来年途中からは 流行の鎮静化を望みたい所だが、まだ暫くの日数を要するのは事実。やはり当面は小まめな手洗いや外出マスクの必着、人混みなど「密」状態から遠ざかるなどの基本対策徹底が必要な様だ。

本題です。外交情報を含む諜報活動とその防衛についての事共は 長年我国の弱点といわれて来たが、勿論全く活動していないという訳ではないのも事実。近年は、欧米の主要な外交情報網「ファイヴ・アイズ」などへの本格参加も要請されている様だ。以下 某ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「ファイヴ・アイズとは➡英語圏 5カ国で機密情報共有」

ファイヴ・アイズ 米英などアングロ・サクソン系の英語圏 5カ国による UKUSA協定(前述 5カ国の諜報機関が、世界に張り巡らせた 電波等傍受の為の通信設備や盗聴情報などを相互利用・共同利用する為に結んだ協定)に基づく機密情報共有の仕組みの呼称。米英が立ち上げ、1950年代までに加、豪、N,Z が加わった。米以外は英連邦の構成国である。

米国を中心に「エシュロン」と呼ぶ通信傍受網で電話や Eメールなどの情報を収集、分析しているとされる。参加国の情報機関は 相互に傍受施設を共同活用する。長らく公式に存在を認めていなかったが 2010=平成 22年の関連文書の公開で、活動の一端が明かになった。

「日本と 5カ国の安全保障協力」

(米) 日米安全保障条約に基づく同盟関係で 米軍が日本駐留。軍事情報包括保護協定GSOMIA も締結。

(英) 防衛装備などで協力探る。秘密情報の保護協定結ぶ。

(豪) 日米豪、日米豪印などの枠組みで協力。日豪で秘密情報の保護協定結ぶ。

(加) 物品役務相互提供協定ACSA を締結。

(N,Z)  太平洋島嶼(とうしょ)国の支援や情報交換で協力。

日本は (前述)5カ国と安全保障面で協力を進めている。米国は 日米安全保障条約に基づく同盟関係により連携する。英・豪などとの関係は「準同盟国」とも呼ばれ、情報保護協定や物品役務相互提供協定ACSA などを結んでいる。(引用ここまで)

外交や国際関係に関する情報共有は大切だ。こうした共有や連携、必要な機密保護などができなければ 一国の対外信頼にも関わる事だろう。機密分野にもかかる 外交情報の諜報をも含む総合的な管理は、長年我国の大きな弱点との指摘もなされてきた。前述の「ファイヴ・アイズ」への我国参加は 特に発起国たる英国の意向が強くあるともいわれ、一定の期間を経て参加というのが理想だとは思う。

ただやはり「今日の明日」は難がある事だろう。何せ我国は 欧米勢と比べても、機密を伴う外交情報などの共有や相互利用などの実績がまだ後発だ。一部有識者各位が指摘されている様に まずは情報管理や利用などの面での連携や協力を誠実に行い、加盟各国の信頼を確実に積み重ねてから参加へと進むのが正道だろう。

振り返って我国でも この様な国際協定の必要を痛感する各位が多い一方、政・財・官各界に一定勢力が存在する媚中派の消極論もない訳ではない。論外ともいえるが、未だに一定残る護憲勢力も どの途反対だろう。しかしながら、最近の中国大陸の不穏な動静は 沖縄・尖閣諸島とその海域での同国艦船による危険行為や、沖ノ鳥島海域での不当な資源目当ての海洋調査などを一見すれば理解できる事。既に実施されつつある米、豪、印各国との連携による対中包囲網構築は、我国の安全にとっても欠かせないものとなりつつあるのだ。

最早中国大陸は、日本国憲法の理念による「対話による平和外交」思考が通じないレベルに達している。そうである以上、欧米情報網「ファイヴ・アイズ」への直ちの参加は難しいにしても、その準備としての連携や協力構築、云わば「信頼の為の確かな道づくり」は今から必要な事だと、拙者などは強く思う。対外的にも国会を初め議論を尽くす事は必要だが、その上でのスパイ防止法制定や、ひいては日本国憲法改正に踏み込む心構えも大切だろう。

今年最後の画像も先年ので恐縮。当地西郊・JR関西線にての、三重県下へと石油製品積み込みに向かう燃料列車編成の様子を。先導の大型ディーゼル機 DD51型は、ほぼ 60年間に亘り我国の鉄道貨客輸送を担い続けた功労者。デビュー当初は 引退する蒸機の「放逐者」として大いに揶揄もされたが、来春の定期運転列車引退を控え「終わってみれば」新幹線を含む我国全鉄道車両各位の「誰にも負けぬ」歴史に残る 大きな足跡を残し得たという事でしょう。駆け出し時の 見捨てられかねなかった深甚な初期故障も、前述の非難や揶揄も全て乗り越えた花道に「我が生涯に悔いなし」という所かも知れません。今年の拙ブログはここまで。各位どうか、良いお年を。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 有能な政治家を見分ける眼力は、守旧メディアによって喪われる | 私的憂国の書 (fc2.com) 

コメント (6)
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