今年を通しての流行となった、中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍の中、いよいよ本格寒波が到来しそうな気配である。明日明後日辺りから寒気の南下が始まり、日本海側はもとより 当地愛知を含む太平洋側でも降雪の可能性があるとか。
前述感染症に加え 季節性インフルエンザの「ダブル流行」のリスクあり、場合によっては次第に逼迫の度を増す医療態勢の危機的状況も懸念されるという。感染症は「人の移動」で広まるとされる。不要不急の移動を見合わせるのが一番だが、同時に頻繁な手洗いや外出時のマスク必着、それに大人数での会合をできるだけ避けるなどの 基本対策の再確認も必要だろう。
本題です。余り大口は利けないのだが、それでも「なるべく在宅を」の呼びかけが一定奏功したに思われた所もあり、昨年以前よりは「少しだけ」読書量が増えた様にも感じる所だ。今夏の感染症第二波流行の頃には、仏の作家・カミュの名著「ペスト」拝読の機会もあった。作品中の情景が時代こそ違え、現在の状況に近い事に驚かされた次第だが、同時に 人としての余裕を保つ事の難しさをも痛感させられた次第。「そうしないと」と頭では分かるのだが、いざ緊迫した事態に直面すると そうは行かないのかも知れない。
その読書とは余り関係ないかもだが、最近拝見した保守各位のネット記事中に「ディープ・ステート(Deep State)」なる言葉を散見したので気になり、ちょっとだけ調べてみた。以下、某ネット資料を引用して みて参りたい。
「ディープ・ステート(英:Deep State)または「闇の政府」、DSとは、米合衆国の政治が 陰で操られているとする観念であり、「影の政府」や「国家の内部における国家」と重複する。政治システムの中に共謀と依怙贔屓(えこひいき)が存在し、合法的に選ばれた政府の中に 隠れた政府を構成していることを示唆するもの。
作家のマイク・ロフグレンは「政府の一部とトップレベルの金融と産業の一部の混成連合で、公式の政治的過程を通じて表明されたかのように、被統治者の同意に基づかずに米国を効果的に統治することができる」と考えている。
この言葉はもともと、トルコ国の比較的目に見えない国家機構(情報機関、軍、治安、司法、組織犯罪の中のハイレベルな要素で構成される)や、エジプト、ウクライナ、スペイン、コロンビア、イタリー、イスラエル、その他多くの国々における同様の疑惑のネットワークを指すために作られた。
[トランプ米政権とディープ・ステート]
米国大統領ドナルド・トランプや側近は、高級官僚の一部がトランプを大統領として認めず、ディープ・ステートを形成して弱体化を図っていると唱えてきた。2020(令和2)年 4月以降、立て続けに監察官を解任した際にも、ナバロ大統領補佐官が 解任をディープ・ステート対策であることを示唆している」(引用ここまで)
ここまでみて来た様に、この言葉は米合衆国に存在するとされる「影の政府」を指す意味の様だ。確たる証拠・エヴィデンスがない以上、想像でしかもの言いができず 拙邪推も入りはするが、トランプ米大統領の主張は 半ば真実ではないかとも思うものだ。以前の読書で、遠く J・F・ケネディ元大統領暗殺劇も、その後生じた R・ニクソン元大統領失脚に繋がったウォーター・ゲート事件に際しても、この「影の政府」暗躍の可能性が指摘されているのを聞いた事がある。
あくまで事実かどうかは分からない。我国メディア中にも 朝日新聞一味の一部勢力の様に「ありもしない幻想」などと一笑に付す向きもある様だ。しかしながら、火のない所に煙は立たないとの言葉もある。仮に バイデン次期政権が成立したとしても、この「影の政府」が存在する可能性は変わらないかも知れず、それはもとしかすると 陰で中国大陸と通じているかも知れぬとの情報にも接したものだ。そうした状況が露見したとしてもなるべく動じず、平静を保って向き合える様心がけるのが 日本及び日本人の目指すべき所と心得る者だが。
今回画像は 先日訪れた、当地愛知と東隣静岡・両県境に近い浜名湖の奥に位置する入江の様子を。全国屈指の蜜柑の聖地・三ケ日の極く近所で、通る線路は第三セクター・天竜浜名湖鉄道線。旧国鉄・二俣線を継承した路線で、地元各位からは「天浜線」の愛称で親しまれている様です。