Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

絶対に軽く見てはいけない 猪(いのしし)問題

2017-03-21 20:04:39 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!

本日「共謀罪」を大きく見直した「テロ等準備罪」同対策特別法案が閣議決定された。明らかに組織犯罪を図る、事前謀議などを処罰可能とする内容で、罪業は、テロ行為や禁止薬物の密売容疑など、277項目に絞られた由。勿論、捜査権の濫用に繋がる様な逸脱は防がなければならず、閣議決定~国会提出の後も、できるだけ該当する罪業を絞り込む努力を続けて欲しい。対する野党勢力も、審議さえ認めない様な、度を超えた強硬姿勢は政治闘争の域であり、法案審議を政争の具にしない様、厳に慎んでもらいたいものだ。尤も、左派容共勢力が、こんな見方を正視するはずがないのは分っているが。

本題に入る。今日午前のTV報道で知った事だが、全国的に猪(いのしし)が大いに増殖し、住民各位への脅威にもなっている様だ。獰猛な性格で、何もしない無辜の通行人にも向かって来る様で、一度襲われると、死亡重傷など大きな人的被害を生じる事もある。繁殖力も強く、ここ数年だけでも、約50万頭→約100万頭に倍増しているとか。山間に生息と思われがちだが、実は人里近くの里山周辺に住む事が多く、意外に都市の市街地にも出没し易いらしい。この事で、良しも悪しくも話題となっているのが兵庫・神戸市である。

増殖の主原因は、やはり安易な給餌(きゅうじ。えさやりの事)と、生ゴミの不始末だと言う。鹿と並んで、農業被害も深刻だが、何よりも人的被害に結び付き易い動物だけに、我々も、遠方の山間とかでなくても、少し緑が深い所へ行く場合は、要注意かも知れない。家族連れなど、小さい子供達を伴う場合は尚更だ。

一度成獣になると、目立った天敵もおらず、今後も増えそうな所と、繁殖期が冬場なのが厄介だが、対策としては、熊に準じるもので良い様だ。例えば、ちょっと人里を離れたら、熊警戒の為の鈴を鳴らすとか、ラジオを入れっ放しにするなど。同行者がいる場合は、断続的な会話も良いだろう。それ以上になすべきは、安易な給餌をやめる事である。猪は大変学習能力が高く、一度給餌とかを受けると、そのまま人を舐めてしまい、為に街中にも平然と姿を現す様になるらしい。つまり、本来は用心深い所が、一旦不要となれば、平然と人間の領域にも踏み込んで来ると言う事だ。是非この事は、留意願いたいものである。

生ゴミの適正な管理と、田畑に草を茂らせない手当も必要だろう。猪は、特に身を隠せる場所が多いのを好むと言う。農村や郊外は元より、市街地でも、意外にこんな所は多い様だ。当地愛知では、名古屋市東郊の東山丘陵(つまり東山動植物園の近辺)や、その北方、瀬戸市との境界辺りの、かつて万博が催された近所の、海上(かいしょ)の森周辺が危険エリアではないか。特に後者は、近年熊(ツキノワ)の生息も指摘されており、油断は禁物だろう。最後に、猪に関する資料を以下にリンクして、今回の終わりにしたい。今回画像は、新潟・山形両県境近くを行く、JR羽越線の様子。この辺りの農地も、鹿と猪がメインの動物被害が多く、関係各位が大変苦労されている所です。

http://inoshishi.etc64.com/

コメント (2)
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