各位、遅めのお早うございます。OCN Cafe日記よりの方は「改めまして」。引き続いての梅雨空の当地名古屋。今日も午後を中心に雨予報が出され、青空とは暫く縁遠くなりそうです。
さて、普段と変わらぬ脳天気な騒動を繰り広げる偽!桃太郎と桃が島軍の一味。程度不良な猿の籠る厠の扉が合い鍵で簡単に開かれ、困惑する猿と、伝説となった名古屋鉄道パノラマカーの音楽警音・ミュージック・ホーンの音真似で囃し立てるそれ以外の連中とで、まあいつも通りの騒然とした様ではあるが、しかし・・・そこへ「お~い!ちょっとちょっと!」の大声(ダミ声と言うべきか・・苦笑)が。
「そこの下司いパノラマカー、緊急停止や!赤信号が見えんかぁ~!?」それは桃が島軍の全員が、初めは次の日に迎える予定と思い込んでいた、日本海は因幡の偽!大黒の一行であった。
偽!桃「いや、こりゃこりゃ大黒様。恐れ入ってございます。確かお着きは明日では?」すっかり狼狽の体である。
偽!大黒「お前、暦のどこ見とるんや?さんざ電話でも打ち合わせたはずやろ。今日だよ 今日!」
兎「いやいや、桃殿。これは大変ですな。とりあえずご挨拶なんぞを。」
偽!桃「ああ、うさどんもお疲れサマー。とんだ失態で済みませんですなー。」
偽!大黒「そんな風やから、桃太郎の軍勢は統率に欠けるのやな。まあエテ公は別格やろが。」
偽!桃「重ねまして、どうも相済みませんです~。恐縮」
桃太郎の義父母「大国主命様、此度の失態申し訳ござりませんです。とりあえず、茶菓の用意をさせますから。」
偽!大黒「ああ、いやいや、どうぞお構いなく。これはあくまで、俺と桃太郎の問題ですから。ああ、亀さんに若ちゃんも、桃太郎に挨拶してやってよ。こんな風やけど。苦笑」
海亀+若蟹「桃太郎殿、暫くでした。此度はどうか宜しくです。」
偽!桃「いやいやこちらこそ。遠路どうもお疲れ様です。」挨拶が終わるのを見て、猿を含む桃が島軍の一行も顔を揃えた。
偽!大黒「桃太郎と赤どんはもう分っとる思うけど、発生から3か月も経つのに復興が中々進まん東日本大震災の話がしたくてな。まあ直前の事とて大変とは思うが、敢えて出て来たと言う事だ。」
偽!桃「改めて、恐悦至極に存じます。あの震災、正に国難と申して良いですよね。犠牲の方々は2万を超える様やし、行方不明や負傷の方々も計1万超。今も10万近い方々が避難所での生活を余儀なくされてますね。経済被害も一説じゃ20兆円や言うし、東北の三陸沿岸じゃ、水道や産業施設の復旧も進んでいませんね。」
偽!大黒「お前、良く把握しとるやんか。後それに、福島浜通りの原子力発電所事故関連のダメージが加わりゃほぼ完ぺきやろう。それで、今回は全国紙S新聞の記事資料を持って来てやった。先週の記事やが、ニュース価値はまだあるからとりあえず話をしてやろう。他の連中も、言いたい事は山々だろうが、後で聞く事にしようぞ。」
偽!大黒以外の全員「はいッ 聞きましょう!我々も、足りぬ頭でできるだけ考えてみます。」
偽!大黒は、以下の記事を読み聞かせにかかった。
『主張~大震災3か月 いまだにこの惨状とは(首相の即時退陣で立て直せ)』
発生から丸3か月経ったと言うのに、東日本大震災の爪痕は癒えるどころか、逆に深まる様相さえ見せている。
被災地では、いまだに瓦礫が山をなし、(分っているだけで)9万人以上が避難所での生活を強いられている。行方不明者は8千を超える。T電力福島第一原子力発電所の事故も、収束への道は遠い。この惨状をもたらした責任は、挙げて対応が後手に回り続けた菅内閣にあると言わざるを得ない。
「義援金の多く届かず」
今被災地に立つと、復旧、復興の遅れを実感させるものの一つに、鼻を突く悪臭がある。かつての市街地や田畑を埋めた瓦礫やヘドロは腐り始め、水産品加工場からは魚の腐敗臭が漂って来る。梅雨時で、感染症を媒介する蠅や蚊なども大量発生している。道路や水道、電機やガスなどライフ・ラインの復旧も進んでいない。津波に直撃された宮城県南三陸町では、ようやく街灯が点ったばかりだ。同町の水道復旧率はいまだ2.5%に過ぎない。
仮設住宅の建設のスピードも遅い。やっと完成しても入居希望者が多く、中々抽選に当たらない。当選してものの「仮設では食糧や生活の確保が難しい」、3食が配られる避難所に居続ける人もある。職場が流されて失職し、当面の生活資金に事欠く人達が少なくない。「せめて義援金や弔慰金が手元にあれば」と嘆く声を聞く。世界から寄せられた、義援金の多くは(末端までは)まだ届いていない。
被害を複雑、かつ深刻にしているのが福島第一原発の事故だ。収束作業は放射能汚染水に阻まれ、順調とは言えない。原子炉の冷温停止に不可欠な残留熱除去システムは未導入で、水のかけ流しによる応急冷却が続く。原子炉建屋などの地下には、約10万5千tもの汚染水が溜まってしまった。この対策が急務だ。爆発で天井を失った建屋に雨水が流入すると海に放射能が溢れ出し、沿岸の生態系を(深刻に)汚染する。諸外国からも批判される。
こうした一連の惨状は、菅内閣による「人災」の側面が大きい。震災発生翌日に、首相が原発事故現場を視察するなど過剰に介入し、被災者対策が後手に回った事は否定し難い。菅内閣の最大の失政は、首相が未曾有の国難に大して全日本=オール・ジャパンの体制を構築できなかった事だ。速やかに安全保障会議や中央防災会議を開催し、政府の総力を挙げて対処する意思を確認し、徹底する事も怠った。一方で「政治主導」を履き違えて対策会議などを乱立させた。指揮命令系統が混乱し、官僚組織を十分に使いこなせなかった事が、政策の停滞をもたらしている。
「政策調整ができない」
混乱の実例を挙げよう。内閣官房副長官は、瓦礫処理について被害の甚大さから特例的に国の直轄化を検討すると表明した。だがその後、進展は見られない。関係省庁が難色を示したためだと言う。必要な政策調整が行われていない。直轄化を要請していた宮城県は、諦めて県の補正予算に処理費を計上した。16年前の阪神・淡路大震災の時には、4日目に専任の担当相が決まり、現地で官僚を従えて、復興のために奔走した。今回、政府は復興の基本プランを学識者らで作る「復興構想会議」に丸投げした。今月末の結論を待つと言う。今しなければならない事が動かない。構想会議の結論待ちを理由に、本格復興に必要な第2次補正予算の編成が遅れているのも政府の無策を示す。
復興の実施体制などを定める復興基本法案は今週中にも成立する見通しだが、これも1か月余で基本法の成立と対策本部の設置に阪神・淡路大震災時と比べ、いかにも遅い。新たにできる復興対策本部が、強力な実施体制となるのかも不透明だ。
被災地は夏へ向かう。避難所の人々の健康を守り、復興意欲を起してもらわなければならない。第一原発で過酷な業務に当たる関係者の熱中症予防も重要だ。明日への課題解決が置き去りにされる中で3か月は過ぎた。事態を打開して復旧、復興を軌道に乗せるためにも、菅首相の一刻も早い退陣が必要であることを改めて指摘しておく。
偽!桃「うーん。想像以上に停滞してますな。こんなんでは、仮レベルの復旧でも2年以上はかかるのと違いますか?」
偽!大黒「俺も同感や。次からは、ここに居る皆の意見や感想を順次聞いて行こうや。」
猿「あの~、恐れながら、拙者も発言してよろしいか?」
偽!大黒「勿論や。エテ公も『それはそれ、これはこれ』として、思っとる事を堂々と喋れや。」
他の全員「楽しみにしとります!」(以下次回)