本当に辛い休日となった。先日の金曜に我が祖父が大往生、その告別式が終わるや否や、今度は大切な当Cafeの知友が急逝、一度に2人の恩人を失い心中穏やかならじと言う所。今夜は果して、眠れるだろうか。
さて海外の中東も不穏な情勢となりつつある。今月初め、この地区のペルシャ湾にて我国大型タンカーと合衆国海軍の原子力潜水艦が衝突する事故を生じたのは周知の所だが、同原潜は緊迫の度合いの増すイラン、イラクの両共和国に向けた隠密作戦行動中だった様だ。
イランと言えば、核兵器開発疑惑に揺れる渦中の国。対米強硬姿勢にて知られる同国の現大統領は、あくまで核兵器開発を完遂する意思表示をしている。更に同国はイスラム教シーア派が政治面でも圧倒的多数を占める事で知られ、隣国イラクもこの宗派が優勢である。為に合衆国は、イランの核技術がイラクへと流れる事を恐れての牽制目的の作戦でもある様だ。
我々日本人が深く自覚し、認識しなければならないのは我々の生活に不可欠な石油資源の殆んどが、危険なこの地域、そして海域を通って輸入されていると言う事だ。それ故一度ペルシャ湾一帯が危険な状況に陥れば原油の輸入は滞り、一気に品薄と価格高騰に見舞われる事であろう。合衆国海軍は情勢の如何によっては、対イラン軍事行動をも辞さない姿勢でせあると言われる。この様な状況に対し、我国として何ができ、どの様な貢献が可能かが真剣に検討されても良いのではないか。我国のエネルギー安全保障の為にも・・・。