Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

防衛省発足に寄せて

2007-01-11 00:21:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

一昨日、我国の安全保障を担う新たな省庁、防衛省が発足致しました。まずは一言、同省の門出を祝いたく思います。

ご存知の様に同省の前身は防衛庁。
1954=昭和29年7月、当時の自衛組織、警察予備隊が保安隊を経て、現在と同じ自衛隊へと改組されたのを機に、防衛庁が発足します。
同庁は基本的に内閣府の一部であり、予算要求等は防衛庁長官が独自に行なう事ができず、内閣総理大臣の承認を得る必要がありました。それが今回の「省」への昇格により、防衛大臣が独自に行なえる様になるのです。又、従来は付随任務であった海外での救援活動等も本土防衛と同等の本来任務へと昇格します。

この改組と自衛隊活動の変更については、少なからぬ異論がある事は承知しています。
つまり、防衛省としての権限の増大は、我国の軍事化を加速して周辺諸国との無用の緊張を招くのではないかとの懸念が1つ。
もう1つは、海外活動の機会が増す事は、万一現地での紛争が生じた場合、その事に巻き込まれる恐れがあるのではとの心配が指摘されています。その事は一定の理解ができます。が、しかし・・・。

これもご存知の様に、最早祖国日本は途上国ではありません。
国民総生産に代表される経済力は世界でも5指に入る大きさであり、国際連合にても常任理事国入りの話が生じる程の主要国であります。そうである以上、資金以外の様々な人的国際貢献も求められて然るべきであり、それに応えるのは国家としての責務と言えるのではないでしょうか。
又、将来的には集団的自衛権への理解を確立し、国際連合平和維持軍=PKFへの参画も考慮されるべきであり、そうした事ができて初めて、真の平和国家と言えるのではないかと強く思います。

そうした事の実現へ向け、新しい防衛省にはたゆまぬ邁進をして頂きたい。
又、我国エネルギーを考える上での重要な課題として、中東より我国への石油輸送路の安全確保、所謂シーレーン防衛があります。

つい先日も、原油搬送中の我国の大型タンカーが、合衆国海軍のこれも大型原子力潜水艦との接触事故に関与する事態となり、幸いにも人的被害や油脂及び放射性物質の漏洩には至りませんでしたが、1つ間違えば大惨事となる可能性があったのは事実。
便利な生活を支える石油資源は、こうした多くの危険を乗り越えて我国へともたらされている現実に、我々は思いを致す必要があると思います。
その為にも、シーレーン防衛に我らが血税を投じる事を躊躇うべきではないと思います。
便利で快適な生活を得るには、それなりの代償が必要でしょう。安全共々、タダと言う訳には参らないと強く思いますね。*(日本)*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする