前回の続きです。
今夜、前回分へコメントをされたある交信仲間のお言葉にもありましたが、JR福知山線の列車事故を初めとする国内に於ける交通機関の一連の不祥事、そして郵政民営化論議に気を取られている間に戦乱のイラクにて、又しても邦人が拉致されてしまいました。
被害者の男性は英国の警備関連会社勤務で近年まで仏軍の外国人部隊に所属していた由。軍事活動のご経験もあった様で、戦地での危機管理にかけてはエキスパートだった事でしょう。それ程の人物が連れ去られてしまうのですから、現地武装勢力がいんに手強く、油断ならない存在であるか、例え漠然としてでも想像がつく様な気がします。被害者は深手を負っている様です。
速やかなる適切な治療と、確実な生還を切に祈りたいものです。
さて、先述の事件も我国の安全にとり、決して無関係ではありません。昔の様にアジアの1ローカル国家では最早たり得ず、国際社会の有力な一員となった我国には、それなりの国際貢献が求められて然るべきでしょう。
ご存知の様にイラクへは今、陸・海・空の3自衛隊の精鋭が復興支援の為、派遣されています。派遣の決定当初は随分論議を呼んだものでしたが、現状では止むを得ないのではと思います。気象条件の過酷な現地では、自衛隊でなければ出来ない任務も多くある事でしょうから。
ただ、将来同じ事態に対応しなければならない場合は自衛隊をそのまま派遣するのではなく、海外支援の専門部隊を組織する事を考えても良いのでは、とも思いますね。
現地では昨年来、邦人の拉致がしばしば起こり、内1名は残念ながら落命の憂き目となりました。恐れながら率直に申せば、我々日本人は海外の危険な地域にあっても、今1つ危機感に欠ける所があるのではないでしょうか。そしてそれはやはり、緊張感が薄い弛緩した国内の雰囲気から来ているのではとも思います。これだけ事件事故が多発しているにも関わらず、どうも今1つ締まらない様です。
もう1つ、近年まで北朝鮮に拉致されていた方々の事も忘れてはならないでしょう。
特に拉致被害者支援活動の先頭に立つ横田ご夫妻は、未だに拉致された令嬢と生き別れになったまま。北朝鮮当局は死亡の発表をしていますが、実は生存の可能性も否定できないのです。事実なら1日も早い帰国を切望したいもの。又、生還の方々も、失われた四半世紀を取り戻す事は完全には不可能でしょう。こうした国家の主権侵害に対応すべく、憲法の平和条項の必要部分見直しを否定すべきではないと私は考えます。
拉致被害者のお1人、蓮池 薫氏の「俺もまだ、夢を見ていたいんだ」の一言は今も、我が心に深く突き刺さったままでいます。*(日本)*
今夜、前回分へコメントをされたある交信仲間のお言葉にもありましたが、JR福知山線の列車事故を初めとする国内に於ける交通機関の一連の不祥事、そして郵政民営化論議に気を取られている間に戦乱のイラクにて、又しても邦人が拉致されてしまいました。
被害者の男性は英国の警備関連会社勤務で近年まで仏軍の外国人部隊に所属していた由。軍事活動のご経験もあった様で、戦地での危機管理にかけてはエキスパートだった事でしょう。それ程の人物が連れ去られてしまうのですから、現地武装勢力がいんに手強く、油断ならない存在であるか、例え漠然としてでも想像がつく様な気がします。被害者は深手を負っている様です。
速やかなる適切な治療と、確実な生還を切に祈りたいものです。
さて、先述の事件も我国の安全にとり、決して無関係ではありません。昔の様にアジアの1ローカル国家では最早たり得ず、国際社会の有力な一員となった我国には、それなりの国際貢献が求められて然るべきでしょう。
ご存知の様にイラクへは今、陸・海・空の3自衛隊の精鋭が復興支援の為、派遣されています。派遣の決定当初は随分論議を呼んだものでしたが、現状では止むを得ないのではと思います。気象条件の過酷な現地では、自衛隊でなければ出来ない任務も多くある事でしょうから。
ただ、将来同じ事態に対応しなければならない場合は自衛隊をそのまま派遣するのではなく、海外支援の専門部隊を組織する事を考えても良いのでは、とも思いますね。
現地では昨年来、邦人の拉致がしばしば起こり、内1名は残念ながら落命の憂き目となりました。恐れながら率直に申せば、我々日本人は海外の危険な地域にあっても、今1つ危機感に欠ける所があるのではないでしょうか。そしてそれはやはり、緊張感が薄い弛緩した国内の雰囲気から来ているのではとも思います。これだけ事件事故が多発しているにも関わらず、どうも今1つ締まらない様です。
もう1つ、近年まで北朝鮮に拉致されていた方々の事も忘れてはならないでしょう。
特に拉致被害者支援活動の先頭に立つ横田ご夫妻は、未だに拉致された令嬢と生き別れになったまま。北朝鮮当局は死亡の発表をしていますが、実は生存の可能性も否定できないのです。事実なら1日も早い帰国を切望したいもの。又、生還の方々も、失われた四半世紀を取り戻す事は完全には不可能でしょう。こうした国家の主権侵害に対応すべく、憲法の平和条項の必要部分見直しを否定すべきではないと私は考えます。
拉致被害者のお1人、蓮池 薫氏の「俺もまだ、夢を見ていたいんだ」の一言は今も、我が心に深く突き刺さったままでいます。*(日本)*