生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

だいじょうぶだよ

2006-03-28 10:47:21 | 
心身共につらいときに書いた詩を紹介します。
        
         だいじょうぶだよ

肩に重い鉄板が乗っているように
体が重い
地球の重力が大きくなったのでしょうか

気管支が細くなってしまったように
息が苦しい
空気の濃度がうすくなったのでしょうか

2年前の乳癌手術あとの
傷が痛む
傷口が開いてしまったのでしょうか

神さま 
助けて下さい
わたしはどうなってしまうのですか
恐れと不安に押しつぶされそうです

わたしを快く思わない人に取り囲まれ
責められ 弱り果てています

あなたの握っている手を開いてごらん
だいじょうぶだから
と語る声が聞こえました

わたしは
無意識に両手を固く握りしめていました
何を握っているのでしょうか

かた結びになった紐をほどくように
指の一本一本をゆるめていきました

ぱっと両手を開いたとき
また、語りかける声がしました

だいじょうぶだよ
どんなことが起こっても
どんな状態になっても
わたしがあなたを支えるから

だいじょうぶだよ
つまずき倒れて
一歩も歩けなくなっなら
わたしがあなたを背負うから


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (優子)
2006-03-28 15:33:09
そうですね。そのとおりですね。

自分の力で頑張っているのではないけれど、やはり緊張していました。ありがとう。

文香さんもそのような時もあったのですね。

そのことを知り、今後の力になると思います。ありがとう。
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優子さんへ (土筆文香)
2006-03-28 20:36:28
コメント感謝します。

こんなふうに心身共に疲れてしまうときが時々あります。まるで嵐の海の中にいるようです。

でも、絶対に沈まない大きな船に乗っているという安心感があります。
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Unknown (まこ)
2006-03-29 10:04:39
ひとつひとつのことば胸に染みます。

試練を受けているクリスチャンは皆同じような叫びをしていることでしょう。「あなたがたのあった試練はみな人の知らないものではありません」と聖書が語られるように。

けれども、つらいときにはそうは思えない。

地球上の苦しみを独りで背負っているように

苦しいです。得に体の不調はなんともいえない不安をもたらします。私が苦しかったとき、文香さんから渡された証がどんなに支えになったかわかりません。クリスチャンの特権は苦しさの中から神を見上げてより頼めることですね。全能の神さまをお父様と呼び、助けを求めることができることですね。苦しみを手の中に握り締めていないで、神様に委ねることができることですね。

文香さんの詩には本当にうっとりします。ことばの魔術師です。魂の言葉があふれ出ています。
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まこさんへ (土筆文香)
2006-03-29 17:05:11
コメント有り難うございます。

わたしの証が支えになったと聞いて、こちらが励まされました。

まこさんの健康が支えられますようにお祈りしています。
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Unknown (くみ)
2009-06-12 21:08:03
ラッセル、ケルファーの詩を教会で見てどのような方?とケイタイをやってたらこの詩にであいました。慰め励まされました
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くみさんへ (文香)
2009-06-13 09:02:57
ブログをみてくださり、コメントをありがとうございます。わたしの方こそ励まされました。

自分では、ブログにラッセル・ケルファーの詩を紹介していたことも忘れていました。ラッセルの詩をもういちど読み返してみました。心の琴線に触れる詩ですね。
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