わたしは、日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)のHPの管理人をさせていただいています。先ほどJCPのHP(ブックマークにあります)更新しましたので、ぜひご覧になって下さい。
今日の祈祷会でルツ記を学びました。ルツ記は旧約聖書の中でオアシスのような存在です。
ざっと内容を紹介します。
ききんのため、エリメレクとナオミ一家がユダから異国の地、モアブに移り住み、そこでナオミの夫エリメレクは死んでしまいます。ふたりの息子はモアブ人の妻をもらって暮らしていましたが、やがて息子はふたりとも死んでしまいます。
残ったのは、ナオミとふたりの嫁、オルパとルツだけでした。ナオミは故郷ユダに帰ることにしますが、嫁たちにはそれぞれ自分の家に帰るようにいいます。
オルパは去っていきましたが、ルツはどこまでもナオミについていきました。
ルツは、ユダの地で落ち穂拾いをした畑の主人と結婚することになり、子どもが生まれ、ナオミに幸せをもたらします。その子の孫がダビデ、つまり救い主イエスの家系に入れられるというストーリー性のある美しい物語です。
単に純愛物語でも、孝養物語でもなく、ルツ記の書かれた目的は、神とその主権性、またその働きにあったそうです。
ルツ記を読むと、15年前、土浦に越してきたばかりのころを思い出します。当時小学2年生と4歳の子ども達を何とか教会学校へ連れていきたいと願い、祈っていました。しかし、主人は、わたしが熱心に教会へ行くのはかまわないが、子どもは連れて行くなと言っており、久喜に住んでいたときは、一度も子ども達を教会学校へ連れていくことができませんでした。
土浦に越してきた最初の一か月は、主人は運転免許取得のため、日曜ごとに埼玉県の自動車学校に通っていました。日曜日、主人がいないことを幸いに、わたしは自転車の前と後ろに子ども達を乗せて教会へ向かいました。そのころは、教会まで自転車で25分くらいかかるところに住んでいました。(土浦市内で2回引っ越しています)4歳の娘を自転車の前の椅子に乗せるのは、かなり大変でしたが、必死です。やっとの思いで連れていき、そのとき小学科で聞いたお話がルツ記でした。
夕方、帰宅した主人に子どもたちを教会へ連れていったことを告げ、教会学校ではこんなお話をしていたと教会学校で聞いたルツ記の物語を話しました。そしておそるおそる、「この次からも教会へ子ども達を連れていってもいい?」と聞きました。主人はしばらく考えたのち、「いいよ」と返事をしてくれました。ハレルヤ!です。
それから子ども達はずうっと教会学校へ通うようになったのです。
主人はルツ記を孝養物語として聞いたのだと思います。主人は親孝行なので、嫁が姑を大事にする話に心動かされたのかも知れません。その日の教会学校のお話がルツ記だったことは、神さまの計らいなのだと感謝しました。
神さまが、日常生活の中で働いて下さったと思えることがたくさんありますね。
小さなことですけれど、忘れないようにしたいと思います。