生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

三浦綾子の生き方

2019-06-17 16:22:20 | 教会
15日土曜日は教会でのティータイムでした。

講師は三浦綾子の初代秘書、宮嶋裕子さんです。宮嶋裕子さんは土浦めぐみ教会に転入されて毎週礼拝に出ておられます。

わたしは三浦綾子さんの本を読んだことがきっかけでキリストを信じるようになったので、三浦綾子さんの近くにいて生活を共にされた宮嶋さんの話をどうしても聞きたいと思いました。

ところが15日~16日はTEENSのお泊り会になっていました。場所は同じ教会内です。担当の牧師先生に相談すると、ティータイムの間、抜けてもいいと言われたので、そうさせていただきました。その代わり、16日は朝6時に教会に行って朝ごはんの準備をすることにしました。

15日は横殴りの雨が降っていました。家の中から見ると、たいしたことないような気がして、昼過ぎに出かけました。お泊り会朝食の荷物が重かったので、キャリーカートに積んで右手で引き、左手には傘をさして出かけました。風に何度も傘を持っていかれそうになって必死につかんで橋を渡りました。ウインドブレーカーは着ていましたが、スカートと靴下はびしょ濡れです。

ちょっとみじめな気持ちになってティータイム会場に行くと、土砂降りの雨などなんのその……大勢の方が宮嶋氏のお話を期待して待っていました。


宮嶋さんのお話の一部を紹介させていただきます。

三浦綾子さんは、西村久蔵さんに「出会った人は皆あなたの責任範囲なのですよ」と言われ、ひとりひとりを大切にして生きる決心をされたそうです。

脊椎カリエスで寝たきりの状態になっていても、出会った人にハガキを書き、神の愛を伝えました。ハガキを書くと疲れて3日間は何もできなくなってしまうのに……。いのちがけで神の愛を伝えていました。

突然、自殺願望のある人が家を訪ねてきたとき、綾子さんは、足袋履きで玄関から出てきて抱きしめたそうです。ひとりひとりを愛することを実行されていました。

綾子さんも夫の光世さんも身体が弱かったのですが、綾子さんは「病気になって治るだけなら意味がない。神様から与えられた病を喜べるようにしてください」と言い、光世さんは「弱い体にしてくれてありがとう」と神様に感謝しています。

それを聞いてわたしは衝撃を受けました。以前三浦綾子の本で読んでいたのですが忘れていました。

体調が悪かったとき、そのことを感謝していませんでした。喜ぶどころか早く治してくださいと祈っていました。具合が悪くなったのも意味があることだったのですね。

健康であることがプラスで病気がマイナスだと考えがちですが、マイナスとマイナスをかけるとプラスになることを思えば、明るい気持ちになれますね。

綾子さんはたくさんの病を得ましたが、癌になったときは次のように言ったのです。
「神様にとって、風邪を治すことと癌を治すことは同じです」

綾子さんは「氷点」入選で一躍有名な作家になりましたが、最後までブレませんでした。それは、毎朝欠かさずに光世氏と共にデボーション(聖書を読み、祈る)をしていたからです。
大切なことを教えていただいて心から感謝しました


そして、16日は早朝に起きて教会へ行き、25人分の朝食のしたくができたのでした。


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