生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ヒックンの夏休み

2012-08-18 16:38:51 | 日記
14日からヒックンが来ていました。お盆の時期でもパパとママが仕事なので、我が家にお泊りすることになりました。映画やつくばエキスポセンターに連れて行ったり、一緒に買い物をしたり……。

エキスポセンターには子どもから大人まで楽しめる装置がたくさんあります。ゲームを通して科学的なことが学べるようになっています。ペダルをこぐとその速さに合わせて電車が動く装置は、ヒックンのいちばんのお気に入りです。

前回まではペダルに足が届かず、おじいちゃんにこいでもらっていました。今回は足が届いてこげるようになっています。足が届くのは、まだずっと先だと思っていたのに……。来春には小学生になるのですから、当たり前なのですが。成長を喜ぶと同時にあんまり早く大きくならないでほしいという身勝手な願いを抱いてしまいました。

つくばセンター内にあるプラネタリウムにも行きました。手塚治虫原作の「火の鳥(未来編)」をもとにしたアニメで、内容は高学年向きでした。
でも、終わってからヒックンに内容を尋ねると、ちゃんと理解していたのでびっくりしました。

どこへも出かけない日は、家で工作をしたり、ホットケーキを作ったり、すごろくやパズルをしたり……。主人とわたしが交代でヒックンの相手をしていました。

ほっとできるときは昼寝の時間です。ところが、ヒックンは昼寝をしなくなってきました。絵本を一冊と聖書のお話を30分もしたのにまだ寝ません。寝たふりをしていると、そっと起き上がってミニカーで遊んでいます。
「もう起きていい?」と何度も聞くので、降参しました。昼寝をしたのは、エキスポセンターに行った日だけでした。

3日目の夕方には疲れて腰が痛くなってきました。
「テニスボールを腰に当てるといいんだけど、テニスボール、売ってなかったの……」
と言うと、「ぼく、ボール持ってるよ」と言ってリュックサックからボールを出してきて、ボールで腰を押してくれました。
「これあげるから、痛いときにはまた使ってね」
と言ってボールを置いていってくれました。

ヒックンが帰った後、ボールを見て涙がこぼれてきました。
帰ってほっとしたはずなのに、またすぐ会いたくなるとは……。



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