生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

一年を振り返って

2011-12-30 15:26:13 | 日記
この一年を振り返ってみると、色々なことがありました。
年の初めに義父が突然召されました。

義父は去年の12月にお風呂で火傷をして入院していました。
火傷は退院できるまでに回復したのですが、退院後自宅にもどすのは、義母の負担が大きすぎて無理なので、施設に入れるように病院のケースワーカーさんに勧められました。

勧められるまでもなく、自宅介護は無理だと皆の意見が一致したのですが、義父は「施設には入らない。家に帰りたい」と言い張り、「いつまでも入院させて!」と義母を責め続けました。
施設に入るには本人が納得しないとダメだと聞いて、どうしたらよいのか途方に暮れていました。

わたしは、義父に手紙を書きました。読んでくれるかどうかわかりませんでしたが、心をこめて書きました。怒りを抱いている義父が、施設で穏やかな心で過ごしてほしいという願いを込めて……。

その数日後、義父を見舞うと、顔つきが変わっていました。怒りが消え、穏やかな顔になっていたのです。そして、施設に入ることを承知してくれました。とても不思議なことでした。神さまの御手が義父の心に働きかけて下さったのだと思います。詳しくは1月4日のブログに書いています。

召されたのは、その6日後(1月2日)でした。夜、施設のベッドで苦しむことなく、静かに息を引き取ったのです。

その後、84歳の義母は元気で一人暮らしをしています。秋には我が家に招いて一緒に花火を見たり、温泉にも行くことができました。

3月の大震災には驚かされました。震災で失ったものはありませんでしたが、色々なことが影響として出てきています。とくに目に見えない放射能の恐怖があります。それは今でも続いており、孫が来た時には料理に水道水を使わないようにしています。

嬉しかったことは、4月からOBI(お茶の水聖書学院)本科(通信)の学生になったことです。今まで聴講生として学んできましたが、編入したいという思いが与えられました。

編入試験は震災の影響で2回も延期になりました。
一昨年は体調を崩して行けなかったOBIサマースクーリングに参加できたことは大きな恵みでした。

11月には結婚30周年記念として主人と九州旅行に行けました。
4月から主人が退職して、週3回は仕事に出かけていますが、家にいることが多くなりました。一緒にいる時間が長いと、考え方、感じ方の違いが大きいことを実感します。違いに気づくことが近づくことの第一歩だと思っていますが……。

一年間、礼拝出席できたことも感謝なことです。週の初めに礼拝に出て、その週の生きる力を戴く生活が何よりも嬉しく、主と共に歩むことができた一年でした。

最後に今年、心に留まった聖書の言葉を記します。

光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。(ヨハネ1:5)


震災のこと、病気で闘っておられる方のことを思って気落ちしていた時、この聖句に希望を見出しました。


私たちは愛しています。神がまず私たちを愛して下さったからです。(Ⅰヨハネ4:19)


神様の深い愛に気づいたとき、初めて他者を愛することができると実感しました。




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