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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

創作の闘い

2011-04-09 09:03:22 | 日記
昨日は、土浦で年に4回ほど行っている児童文学の会の集まりでした。仲間たちと3か月ぶりの再会です。
このようなときですから、仲間と顔を合わせられる喜びはひとしおです。作品合評より、地震のことを話している時間が長かった気がします。
県北の方は欠席でしたが、メンバーの無事を確かめあってほっとしています。

人類の歴史の中で巨大地震と津波と原発事故という3つを同時に経験した人たちはいませんでした。被災県であり、原発事故の起きた福島の隣接県でもある茨城に住んでいるわたしたちは、稀な境遇だといえるでしょう。自分の立ち位置をはっきりさせて、時間をかけて執筆活動を続けていきましょうとの発言がありました。

早くも避難所のことを作品に書いた方もいましたが、わたしはまだ今回の災害を作品にすることはできません。
心の傷になっているからです。それに災害はまだ続いているからです。
一昨日の余震は、寝入ったばかりのときでしたが、飛び起きました。原発も終息していません。災害のことを書くとしたら、ずっと先になるでしょう。

子どもたちに神さまの愛を伝えるために童話や児童小説を書き始めて19年。
ほとんど途切れることなく継続して次々創作していましたが、昨年あたりから途切れがちです。闘いに疲れてきたせいかもしれません。

創作をするとき、ものすごい闘いがあるのです。『こんな作品書いたって何にもならない。どれだけ書いても上達しないし、本になる可能性は限りなくゼロに近い。忘れっぽくなり、体力も衰える一方なので、新しく長編を書くことはできない。』という内なる声が聞こえてくるのです。
そんな声に負けて何か月も創作しなかったことがありました。今回は、内なる声と闘いながら短編をようやく書きました。

全く自信がなくて、酷評されるかもしれないと覚悟して合評会に提出しました。
(ひどいときは、物語のつくりそのものがダメだと言われることもあるので……。)
褒められることはまずない厳しい合評会です。

ところが、「こんな災害のあった時に作品を書いてきて偉い」と褒められました。
内容について褒められたわけではないのですが……。

色々指摘されましたが、「物語のつくりはいい」といわれてほっとしました。
さっそく書き直そうと思っていますが、また闘いです。

罪や誘惑との闘いに勝つ秘訣は、真正面から闘うのでなく、さらりとかわすこと。み言葉(聖書の言葉)を思い出すことです。

書けなくなる誘惑との闘いに勝利するには、自分の力で頑張って書こうと思わずに、神様に書かせてもらうというへりくだった気持ちになることだと思います。

自分には書ないと思ったときは「私は私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。(ピリピ4:13)」というみ言葉を思い起こします。
書けないはずはないのです。イエス様が書かせて下さるのですから。


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