生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ディープ

2010-06-17 21:41:44 | 

「ナイーブで傷つきやすいのに…ひどいこと言われて……わたしは傷ついています!」

これまで何度神さまに訴えてきたでしょうか。そのたびに傷を癒していただきました。

少しも無理できない体。忙しい日がちょっと続いただけで寝込んでしまいます。病に伏した時は、もう起き上がれないかと思いました。そんなわたしに神様は力を与え、再び元気にしてくださいました。

ふとふりかえると、自分自身に問題があることに気づきました。『傷ついた』と被害者意識でいたわたしでしたが、実は人の心を傷つけていたのでした。

わたしの魂はほころびだらけでした。まずこの魂こそ繕(つくろ)っていただかなければならなかったのです。

ほころびを繕ってくださったのは、十字架の釘がさされたあとのある傷ついた手でした。
十字架によらなければ繕うことのできないほど大きなほころびだったのです。

久々に詩が生まれました。


ディープ 

傷を受けた心 
いつまでたっても治らずに
眠れぬ夜がつづいてる
神さまどうか この傷包み いやしてください

ディープ ディープ 深い あなたの愛で
わたしの心 包まれて そして いやされていく

疲れはてた体 
すべての力を失って
このまま もう起き上がれない
神さまどうか わたしを抱(いだ)き 力をください

ディープ ディープ 深い あなたの愛で
わたしの体 抱かれて 力注がれていく

気がつくと わたしは 
ほころびだらけで
言葉と 
態度で人を傷つけていた
神さまどうか このほころびを つくろってください

ディープ ディープ 深い あなたの愛で
わたしのたましい つくろわれた 傷ついた御手で



この詩のキーワードは「包む」と「抱く」と「繕う」です。どれも聖書の中に出てくる言葉で癒しを意味します。

聖書の言葉


「主は心のうち砕かれた者をいやし、彼らの傷をむ。(詩篇146:3)」

「また、荒野では、あなたがこの所に来るまでの全道中、人がその子を
抱く
ように、あなたの神、主があなたを抱かれたのを見ているのだ。(申命記1:31)」


「彼らも舟の中で網を繕っていた。(マルコ1:19)」

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