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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

変えられたぺテロ

2010-06-14 21:50:21 | 教会
新約聖書の登場人物の中で最も親しみを感じるのはペテロです。ペテロは12使徒のひとりですが、使徒の中で聖書の記述が最も多いのがペテロです。ペテロは立派な人物というより、情熱的で、あわて者で、失敗の多い人物です。

わたしは、昨日のCS小学科低学年のメッセージ担当でした。
CS礼拝の前に第一礼拝に出たのですが、はからずもペテロについてのメッセージでした。
聖書箇所はルカ5:1~11
CSでの聖書箇所は使徒5:14-42 でしたが、関連した内容だったので嬉しく思いました。


ペテロはシモンという名で、ガリラヤ湖の漁師でした。イエス様はシモンの舟に乗りこんで群衆に話しをされました。そのあとで、シモンに「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい(ルカ5:4)」と言われます。一晩中漁をしていたのに魚が一匹もとれなかったのです。(漁師でもないくせに……網をおろしたって魚が捕れるわけがない)と思ったことでしょう。

「でも、おことばどおり網をおろしてみましょう(5:5)」と言って網をおろすと、大漁で網が破れそうになりました。
予想外の大漁にペテロは驚きました。そして、それまで「先生」と読んでいたイエス様のことを「主よ」と言っています。

ペテロは自分の罪深さにはっとして、神の前に立っている自分に気づき、恐れます。
そんなペテロをイエス様は「こわがらなくてもよい」と言って罪深い者を受け入れてくださいます。ペテロは何もかも捨ててイエス様に従うのです。
「イエス様に従うには高慢なプライドを捨てなければならない」と牧師先生が言われました。

その後イエス様はシモンに「ペテロ」と名付けます。ペテロは岩という意味で、日本語だと「岩男くん」、とか「がんちゃん」と親しみやすい名で呼ばれたようです。

「岩」というと不動の信仰を持っている人のように思いますが、ペテロは何度も失敗してとても岩のような存在とは思えません。でも、そのたびにイエス様は「ペテロ」と呼んで育てて下さっています。

CSでお話ししたペテロは、イエス様の復活後のペテロでした。ペテロはまさに「岩」と呼べるしっかりとした信仰をもつ者となっていました。

投獄され、「イエスさまのことを語るな」とユダヤ人のリーダーたちに言われてもおじけずに「人に従うより神に従うべきです(使徒5:29)」と言ったのですから。
まるで別人のようです。復活のイエス様に出会って、力をいただいてペテロは変えられたのです。

失敗だらけのわたしも神さまから力をいただいて子どもたちの前に立たせてもらっています。

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